最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
一番時計ノリスと2番手フェルスタッペンは0.008秒差。角田裕毅不在も平川亮が新人最速11番手&岩佐歩夢17番手|F1アブダビGP FP1レポート

一番時計ノリスと2番手フェルスタッペンは0.008秒差。角田裕毅不在も平川亮が新人最速11番手&岩佐歩夢17番手|F1アブダビGP FP1レポート

12月5日、ヤス・マリーナ・サーキットでF1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムをマークしたのはランド・ノリス(マクラーレン)だった。

 ノリス、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)による三つ巴のチャンピオン争いに決着がつく運命の最終戦。FP1はルーキー起用義務を消化すべく8チームが9名のルーキードライバーを起用。タイトルを争うピアストリは、パトリシオ・オワードにマシンを譲りFP1を欠場することになった。

 また今季限りでF1レギュラーシートを失うことになった角田裕毅(レッドブル)も、FP1では来季レーシングブルズからデビューすることになったアービッド・リンドブラッドにマシンを明け渡した。

 その他、FP1に出走したルーキードライバーはアーサー・ルクレール(フェラーリ)、ルーク・ブラウニング(ウイリアムズ)、岩佐歩夢(レーシングブルズ)、平川亮(ハース)、キアン・シールズ(アストンマーティン)、ジャック・クロフォード(アストンマーティン)、ポール・アーロン(アルピーヌ)だ。

 60分間のセッションがスタートすると、各車早速硬めのタイヤを履いてのショートランのプログラムに入った。クールダウンを挟みながら1周のフライングラップを繰り返す形だ。

 1巡目のフライングラップはフェルスタッペンが記録したハードタイヤでの1分27秒台のタイムが最速だったが、2巡目以降は各車1分25秒台にタイムが上がっていった。ミディアムタイヤを履くノリスが1分25秒454でトップに立ち、ハードのフェルスタッペンが0.014秒差で肉薄した。

 路面コンディションは良くないようで、裏を返せばアタックを繰り返したタイヤであっても走れば走るほどタイムが上がるような状況。各車がショートランを終えようというタイミングで、ザウバーの2台がノリスのタイムを上回ると、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)はザウバー勢のタイムをさらに更新した。

 残り35分ごろから2セット目のタイヤを入れるドライバーが出始める。ソフトタイヤで早速タイムを出しにいったフェルスタッペンは、この日最初の1分24秒台となる1分24秒493をマークしトップに。ただノリスも同じくソフトで1分24秒519という僅差のタイムを出すと、ピットインを挟んでの再度のアタックで1分24秒485に上げてトップに立った。シャルル・ルクレール(フェラーリ)も1分24秒501の3番手……上位3台はほとんどタイム差のない状況だった。

 セッション終盤は多くのドライバーがユーズドタイヤでコースインし、ロングランを行なった。一方でハースのオリバー・ベアマンは8番手とまずまずのタイムを出していたが、トラブルにより早々にセッションを切り上げることになってしまった。

 ベストタイムの更新はなく、ノリスがトップのままセッション終了。0.008秒差の2番手にフェルスタッペン、0.016秒差の3番手にルクレールが続き、4番手〜7番手にはメルセデス勢とザウバー勢が並んだ。ルーキードライバーは下位に固まったが、その中での最速は平川で、トップと0.449秒差の11番手。岩佐はトップと0.990秒差の17番手だった。

あなたにおすすめ