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【新日本】Aブロックは4組首位タイで最終公式戦へ 毘沙門が辻&ゲイブに激勝 2年ぶりV4へ後藤「WORLD TAGのGは後藤のG!」

【新日本】Aブロックは4組首位タイで最終公式戦へ 毘沙門が辻&ゲイブに激勝 2年ぶりV4へ後藤「WORLD TAGのGは後藤のG!」

『WORLD TAG LEAGUE 2025』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2025年12月5日)
Aブロック公式戦 ○後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs辻陽太&ゲイブ・キッド×

 毘沙門が辻&ゲイブを熱戦の末に破ってWORLD TAG LEAGUE4勝目。Aブロックは4チームが首位タイで最終公式戦を迎えることになり、後藤は「WORLD TAGのGは後藤のG!」と絶叫し、2年ぶり4度目の優勝を誓った。

 辻&ゲイブは4勝1敗とAブロック単独首位で終盤戦に突入。勝てばブロック突破が決定的となる状況で6戦目を迎えた。対する後藤&YOSHI-HASHIは3勝2敗。負ければ絶望的となる状況だった。

 まずは毘沙門がダブルショルダータックル、ざんまいと連携を駆使して辻に先制。ゲイブが飛び込んでもYOSHI-HASHIがブレーンバスターで辻に投げつける。辻に対抗の乱れ打ちを浴びせたが、辻&ゲイブは場外戦で逆転。辻がジャンピングボディプレス、ゲイブがマシンガン逆水平で後藤を攻め立てた。

 後藤も時間差ラリアットで反撃。YOSHI-HASHIが串刺しラリアット、スイングネックブリーカードロップで巻き返しを図る。ゲイブはエクスプロイダーで投げ飛ばしても、逆水平合戦で真っ向から火花。連打でYOSHI-HASHIが押し込めば、ゲイブはショートレンジラリアットで応戦。YOSHI-HASHIもすぐさまショートレンジラリアットでやり返した。

 後藤と辻に試合権利が渡ると、荒武者がラリアットで機先を制し、村正、バックドロップの連続攻撃に出る。YOSHI-HASHIが串刺しラリアットで援護射撃すると、河津落とし&ヘッドハンター、GYRと合体技を次々に決める。消灯はゲイブが飛び込んで阻止しても、後藤が牛殺しで撃退。負けじと辻もブレーンバスターボムで後藤に一矢報いた。

 両者へのコールが飛び交う中、後藤と辻はエルボー合戦で火花。後藤が裏GTRを決めれば、辻は飛びヒザ蹴りで応戦する。ジーンブラスターの構えに入ると、ゲイブが試合権利を奪った。辻とゲイブは近距離でにらみ合い、一触即発となったが、頭突きを同時に決めてYOSHI-HASHIを蹴散らすと、ダブルブレーンバスターで後藤を投げ飛ばし、サンドイッチニーを叩き込んだ。

 だが、辻のジーンブラスターがゲイブに誤爆してしまう。すかさずYOSHI-HASHIがトラースキック、後藤が牛殺しで辻を蹴散らすと、孤立したゲイブに毘沙門が消灯を爆発させて3カウントを奪った。

 この結果、Aブロックは勝ち点8の毘沙門、辻&ゲイブ、鷹木&モロニー、EVIL&ファレの4チームが首位タイで12・8広島大会の最終公式戦を迎えることになった。

 「後藤!」コールの中、マイクを持った後藤は大阪のファンに来場を感謝すると、「今年の2月、俺はここ大阪で初めて世界ヘビー級ベルトを獲得しました。でも、今は御覧の通り、そのベルトは巻いてません。後藤革命が終わったと思われてる方もたくさんいると思いますが、あの時からいつもセコンドにつき続けてくれたよっちゃん、そして大声援で俺の背中を押してくれたお客様、そして今では後藤革命軍に入りたいという若手まで現れました。後藤革命はまだ終わっちゃいない」とキッパリ。「お前はもう立派な後藤革命軍だよ」とヤングライオン松本達哉に投げかけると、「我々、毘沙門は4度目の優勝という誰もなしえたことのないことを成し遂げたいと思います」と2年ぶり4度目の優勝を誓った。

 そして最後に後藤がWTL制覇への景気づけとばかりに「WORLD TAGのGは後藤のG!」と絶叫して締め。バックステージでYOSHI-HASHIが「どんな形であれ、最後の勝機を一瞬でつかむ力、俺たち毘沙門の方が上手だったってことだよ」と豪語すれば、後藤も「タッグのスペシャリストだぞ、俺たちは。誰よりも経験があり、強さを持っているタッグチームだよ」と口をそろえた。二人の最終公式戦の相手は鷹木&モロニー。これに勝利して史上最多V4に近づくのみだ。

【試合後の後藤&YOSHI-HASHI、松本】

▼後藤「OK! ヤマとなる一戦、制した。この1勝はデカいよ。よっちゃん、ありがとう(※YOSHI-HASHIとグータッチ)」

▼YOSHI-HASHI「まあ、どんな形であれ、最後の勝機を一瞬で掴む力、俺たち毘沙門の方が上手だったってことだよ」

▼後藤「もちろんよ。タッグのスペシャリストだぞ、俺たちは。誰よりも経験があり、強さも持ってるタッグチームだ」

▼YOSHI-HASHI「そう。確かに去年4連覇を逃して、ごっちゃん2月にベルト獲って、ベルト失って、まあ失ったものはいろいろあったけど、でも今回、得るものがあった(※松本を指差す)。松本」

▼後藤「ああ!」

▼YOSHI-HASHI「失いはしたけど、また大きな、新たな希望を(※松本の手を引いて真ん中に立たせる)新たな希望を俺たちは手に入れたよ。な?」

▼後藤「後藤革命軍、新たな人材育成に取り組みますよ」

※松本が手に持っていた「後藤革命軍」タオルを広げる

▼後藤「晴れて後藤革命軍入りだよ。(※タオルの一端を持って)何があってもね、諦めない気持ち、負けない気持ち。このタオルを手に入れたからには(※タオルを松本の肩にかける)」

▼松本「やりますよ」

▼後藤「後藤革命についてこいよ」

▼YOSHI-HASHI「松本はね、見る目あるよ」

▼後藤「この先、まだ続きますけど、しっかりひとつひとつ獲っていこうよ(※松本とうなずき合う)」

▼YOSHI-HASHI「次、気持ち入れ替えて、4度目の優勝するには……」

▼後藤「(※遮って松本を指差し)後藤革命軍で天下獲ろうぜ!(※と先に立ち去る)OK、サンキュー!」

▼YOSHI-HASHI「絶対勝つぞ、次も(※と松本とグータッチをして立ち去る)」

▼松本「一つ言っておくことは、(※タオルを広げて)革命軍に入ったからといって飛び級するわけでもないし、革命軍はユニットでもない。ただ俺が背中を追いたい方のもとで、ただもっと近くでプロレスを見たいと、勉強したいということで、こういう形を取らせていただいたわけで。やることは変わんないっす。ヤングライオン一番下っ端、一番キャリアが短い松本達哉、これからも後藤レボリューション・アーミーとして、革命軍として、他のヤングライオンにも負けない、先輩にも負けないことを証明します。ありがとうございました」


【試合後の辻&ゲイブ】

▼辻「(※先にインタビュースペースに到着し、肩を借りて到着したゲイブに触れようとし)ゲイブ…ゲイブ……」

▼ゲイブ「(※辻の手を払って)……触んなよ、クソが!!!(※とそのまま立ち去る)」

▼辻「(※英語で)謝らせてくれ! すまない、ゲイブ!……ゲイブ、すまない……」

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