『WORLD TAG LEAGUE 2025』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2025年12月5日)
Aブロック ○ドリラ・モロニー&鷹木信悟vsボルチン・オレッグ&矢野通×
“WAR DRAGONS"鷹木&モロニーが矢野&オレッグとのサバイバル戦を制してAブロック首位タイに浮上した。
鷹木&モロニーは鷹木の地元・山梨凱旋となった12・2甲府大会でタイチ&小島を破って3勝目。Aブロック2位でこの日、6戦目を迎えた。対する矢野&オレッグも3勝2敗。敗れた方が絶望的となる状況で星を潰し合った。
まずは鷹木とオレッグがショルダータックル合戦で正面衝突。矢野とモロニーは二人同時にコーナーマットを外しにかかり、矢野に一日の長。あっという間にはがしたコーナーマットで殴りつけたが、モロニーはドロップキックで応戦。スライディングキックを見舞っていく。鷹木はモロニーとのダブルタックルで追撃し、モロニー、鷹木の順で串刺しラリアットを見舞うと、鷹木が矢野、モロニーがオレッグにダイビングエルボードロップを同時に投下した。
劣勢が続いた矢野は鷹木の髪をつかんでなぎ倒し、ようやくオレッグにタッチ。ショルダータックルで鷹木とモロニーをまとめてねじ伏せたオレッグはボルチンシェイクからの俵返し、ランニングボディプレスで鷹木を攻め立てる。鷹木もバックエルボー、グーパンチ連打、龍魂ラリアットの連続攻撃で反撃。モロニーのフロントハイキック、鷹木のデスバレーボムを立て続けに決めた。
モロニーもオレッグ相手にエルボー合戦、逆水平合戦で火花。オレッグが連打からのダブルチョップでなぎ倒せば、モロニーもエルボーと逆水平の交互連打で譲らず。ブレーンバスターで引っこ抜く。コーナーに上がるとオレッグが雪崩式俵返しを敢行。ならばと鷹木がモロニーに加勢したが、オレッグはツープラトン攻撃を阻止。二人まとめて担ぎ上げる。が、鷹木とモロニーは不時着。モロニーがスピアーでなぎ倒した。
WAR DRAGONSは「俺たちの時間が来た、来た、来たあ!」と二人で絶叫。鷹木の串刺しラリアットとモロニーの串刺しスピアーを同時に決め、鷹木がスライディングパンピングボンバーを叩き込む。さらに合体技WAR DRAGONSを仕掛けたが、阻止したオレッグはブレーンバスターで二人まとめて投げ飛ばす。矢野は背後からのスピアーでモロニーに突っ込み、マンハッタンドロップ、シーソーフリップの連続攻撃に出ると、キャッチしたオレッグがフロントスープレックスで投げ飛ばした。
モロニーはスパインバスターで逆襲。オレッグにトラースキックを見舞うと、鷹木もパンピングボンバーでなぎ倒して蹴散らす。矢野の同時ローブローも食い止め、モロニーがグーパンチ、鷹木がパンピングボンバーを立て続けに見舞うと、すかさず合体技WAR DRAGONSを爆発させて矢野を仕留めた。
鷹木&モロニーが苦戦を強いられながらも矢野&オレッグを撃破。4勝目を挙げて勝ち点を4に伸ばし、12・8広島大会での最終公式戦を迎えることになった。最後の相手は3連覇の実績を誇る毘沙門・後藤&YOSHI-HASHI。首位タイに並んでおり、勝利すればAブロック突破が決定的となる。
「後藤洋央紀はよ、IWGP失って、ハリウッドの撮影が終わって、もう燃え尽きたろう? やりたいこと全てやったろう。最後に美味しいところは俺たち“キタキタ・ブラザーズ"改め“WAR DRAGONS"が勝って、トーナメント進んでやるよ」と鷹木が宣言すれば、モロニーも「やっとここまで来た。自分たちの足でしっかりと立てるようになってきたんだ。ドラゴンは翼を手に入れ、ドッグは完璧な噛みつくパワーを手に入れた。つまりこれはだ、タカギサン! 1・4トーキョードームへ俺たちは向かうぞ!」と宣言。ドームでのIWGPタッグ挑戦を視界に入れた。
【試合後の鷹木&モロニー】
▼鷹木「さぁキタ! キタぞ、大阪!」
▼モロニー「(※日本語で)オレタチノ、ジカンガ……」
▼鷹木&モロニー「(※声を合わせて)キタキタキター!」
▼鷹木「ヘイ、OK! サンキュー!」
▼モロニー「とんでもねぇヤツだな、ボルチンは」
▼鷹木「まぁまぁ、ボルチンね、“マロニー"がボルチンとバチバチやってたけど、最後冷静にグッド!」
▼モロニー「やっとここまで来た。自分たちの足でしっかりと立てるようになってきたんだ。ドラゴンは翼を手に入れ、ドッグは完璧な噛みつくパワーを手に入れた。つまりこれはだ、タカギサン! 1・4トーキョードームへ俺たちは向かうぞ! トロフィーに、タイトル、そしてトーキョードームだ! “(頭文字の)T"3つだぞ! とにかく俺たちは勝つ」
▼鷹木「(※英語で)次は、毘沙門だ! 広島で、後藤とYOSHI-HASHI!」
▼モロニー「ゴトー? “ミスター・ストリートファイター"だな? 俺がお前にストリートファイトを教えてやるぜ! いいか、俺は日本みたいな桜が咲いて、みんなが礼儀正しくお辞儀をして、電車の中じゃ静かにしてる、そんなナイスな場所出身じゃないんだ。俺はイギリスから来た! イギリスのストリート出身だ。マジでクソなケンカがある場所なんだよ! さぁ、俺の好きな『ストリートファイター』のキャラを二人紹介するとしよう。ドリラ・モロニー、そしてランペイジ・ドラゴンこと、タカギ・シンゴだ」
▼鷹木「(※日本語で)まぁとにかく後藤洋央紀はよ、IWGP失って、ハリウッドの撮影が終わって、もう燃え尽きたろう? やりたいこと全てやったろう。最後に美味しいところは俺たち“キタキタ・ブラザーズ"改め“WAR DRAGONS"が勝って、トーナメント進んでやるよ、オイ! サンキュー・ブラザー!(※と言ってモロニーとガッチリ握手)」
▼モロニー「ガウガウガウ!」
▼鷹木「オイオイオイ!」
【オレッグの話】「いやぁ、本当に矢野さんのおかげでいろいろいい感じだったけど、自分もいろいろ悪いところあったと思うんで。まぁ今日は矢野さん、ごめんなさい。これでまたタッグリーグ負けたかもしれないけど、いやいやいや本当に矢野さんに凄い感謝があるね。この『WORLD TAG LEAGUE』、いろいろ勉強になって、いやぁ凄く俺的にはいいと思うけど、でも本当にまた今度じゃないから。今を大事にしたいから。今を勝ちたい。だから今はちゃんと練習して、もう怪我あってもいろいろあっても、ちゃんとできることやるように頑張っていってると思うけど、まぁでも結果が出ないならまだ足りないんじゃないですか。次、絶対、あの二人に勝ちたいと思うんで。プロレスの世界でトップになって頑張っていきたいね。いやぁ、まぁ『WORLD TAG LEAGUE』終わったかもしれないけど、次の相手はHOUSE OF TORTURE、EVILとファレ。一番、一番嫌な相手かもしれないから、その二人に絶対最後の『WORLD TAG LEAGUE』の試合で勝って、頑張っていきたいと思うんで、はい」
※矢野はノーコメント

