Photo:Sirabee編集部お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之さんと、お笑い芸人・吉住さんの番組『ウエストランド井口と吉住の孤独アジト』（ポッドキャスト・YouTube）が4日、動画を更新。行動に“理由”を求める人たちに苦言を呈しました。
【動画】吉住さんは、かつて堂本光一さんが語っていた言葉を回顧
■すべてに「理由」を求める人たちリスナーが考えている偏見や持論を共有するコーナー「独断と偏見」で、今回は「最近、行動のすべてに理由を求める人が増えたと思うのですが、気のせいでしょうか」と問う26歳の男性からのメッセージを紹介。
「コスパ・タイパと、目的に対する過程を意識する言葉が流行っているせいの気もする」という男性は、2人に「『理由なんてねぇんだよ』と思うような経験はありますか？」と質問を投げかけました。
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■井口「無駄に過ごすときこそ有意義」これに、吉住さんは「今って“意味”が必要になってきてますよね」と共感。「意味がないと、時間を無駄にしちゃってるという価値観になってる気がする」と話すと、井口さんも「なんなんだろうね。お笑いなんて“意味”はないからね。そもそも意味のない時間だから」と頷きます。
続けて「コスパとかタイパとか言うけど、そうしたくないときもあるじゃん」「ダラダラしたり、無駄に過ごすときこそ有意義だったりするから」と伝えました。
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■堂本光一が語っていた言葉また「私、すごい覚えてるのがさ…」と切り出した吉住さんは、DOMOTO（旧KinKiKids）の堂本光一さんが、超多忙だった時代にテレビで語っていた言葉を回顧。
休日の過ごし方を聞かれた光一さんは「寝てる。ずっと家でゴロゴロしてる」と回答。共演者から「ゴロゴロしてたら、もったいないって思ったりしないんですか？」との質問には、「しないよ」と即答したといいます。
当時、吉住さん自身はダラダラ過ごしていると「もったいないことをした」と思うタイプだったようですが、「今思うと、“ちゃんと休む”ということが出来てる人なんだなって」「そういうことが得意にならないと、長生きできないと思う」と持論を展開。
井口さんは、いろいろなことに“意味”を求める人たちに「長い目で見たら、お前がいいと思ってやってることだって、意味なんてないからな！」「僕らはほとんど“理由”なんてありません！」と“井口節”で一蹴しました。
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■著名人の言葉投稿者の言うように、最近では「コスパ」「タイパ」重視だという人が増えてきているのも事実。しかし、井口さんが語った「無駄に過ごすときこそ有意義だったりする」と同じように、これまで多くの著名人が伝えている言葉があります。
元プロ野球選手のイチローさんは「無駄なことって結局、無駄じゃない」、デザイナーのコシノジュンコさんは「一見、無駄と思えていることこそ重要」、お笑いタレントの有吉弘行さんは「やらない理由なんて無限にある。やる理由はあまりない。それでもやるんだよ」。
コスパやタイパに疲弊した今こそ「理由のない無駄な時間のなかにこそ、真の豊かさがある」と考えたほうがいいのかもしれませんね。
■冬野とまと
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集＆ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。ときに、資格を持っている行動心理カウンセラーとして人の言動を研究することも。
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■【動画】該当部分は27：50～ （文／Sirabee 編集部・冬野 とまと）