ザ・ぼんちが、盟友・ビートたけしと久々の対面!
そんな中、とりわけ注目なのが、1972年コンビ結成の大ベテラン、ザ・ぼんちです。今年5月、『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』でグランプリファイナル進出を果たして注目を集めたザ・ぼんちは、マスターズには今回が初出場となりますが、『THE MANZAI』への出演は、1981年12月8日(火)放送の『火曜ワイドスペシャル THE MANZAI 9』以来、なんと44年ぶり!
1980年代初め、『THE MANZAI』の主力メンバーの1組として、空前の漫才ブームをけん引してきたザ・ぼんちの2人が、半世紀近くの時を経た今、その後継番組である『THE MANZAI マスターズ』の舞台で、いったいどんな漫才を見せてくれるのでしょうか!?
希代のボケ・ぼんちおさむと、ツッコミの名手・里見まさとが繰り広げる漫才は、まさに唯一無二。世代を問わず、誰もが楽しめること請け合いです。さらに、ネタを披露した後は、盟友・ビートたけしと久々の対面……! 3人が繰り広げた爆笑&感動のやりとりの一部始終は、12月7日(日)の放送で確認してください!
ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)コメント

――44年ぶりの『THE MANZAI』の舞台はいかがでしたか?
おさむ とにかくもう、楽しかったですね。童心に帰ったというか、子どもに戻ったような感じで。弾けまくりました(笑)。
まさと 舞台に上がる前に、スタッフの方が“お二人は、『THE MANZAI』の第1回<※1980年4月1日(火)放送『火曜ワイドスペシャル THE MANZAI』)に出演されていたんですよね”と声をかけてきてくださって。改めてそう言われると、なかなかすごいことやなと思って、ちょっと身震いしてしまいました(笑)。あと、本番で当たり前のように流れてましたけど、僕らにしてみたら、あの出囃子(※原曲はフランク・シナトラの『When You’re Smiling』)が、めちゃめちゃ懐かしくて……いや、懐かしんでる場合ちゃうんやけども(笑)、でもやっぱりあの音は、さすがに胸に迫るもんがありましたね。
おさむ お客さんの雰囲気も最高でした。みんなあったかくってね、よう笑ってくれるし。そういう意味では、僕らが出てた頃の『THE MANZAI』とあんまり変わってないかもしれませんね。
まさと 漫才の出来栄えに関して言えば、コンテストとは違って、時間が厳しく制限されているわけでもないので、気持ちよ~く、のびのびとやらせていただけたかなと。まぁ、ある程度は行儀良くしないとあかんから、途中で“ここはカットしよう”思うて、2カ所ほど削りましたけど(笑)。でも、なんといっても今回は、おさむさんも同じ気持ちやと思うけど、(ビート)たけしさんと会えたことが一番うれしかったかな。
おさむ ほんまにうれしかったな~。若手の頃を思い出したわ。
まさと ツービート、B&B、紳竜(島田紳助・松本竜介)……(1980年代)当時、『THE MANZAI』のメンバーだった6組ぐらいの漫才師は、芸歴の差はちょっとあるんやけど、互いに追いつ追われつ切磋琢磨し合った、ライバルというか仲間というか、戦友というか、特別な関係ですからね。
おさむ だから漫才やってるときも、たけしさんが袖で見てると思うと、よけいに力が入りましたよ。元気な姿を見せなあかん、思うてね。ほんまのことを言うと僕、たまにモニターでたけしさんのこと、ちらちら見ながら漫才してたからね。“お、やった! 笑うとる、笑うとる!”とか思いながら(笑)。
まさと 実は今回披露したネタは、当時の『THE MANZAI』でもやったことのあるネタなんですよ。細かい中身は全然変わってますけども、設定はまるっきり一緒。たけしさんにも見てもらいたくて、あえてこのネタをやらせていただきました。
おさむ 最後に直接お話しできたのもうれしかった。本当はもっと長いこと話していたかったけどね、酒でも飲みながら(笑)。
まさと でも最後、たけしさんに“僕らの漫才、どうでした?”って聞いたら、ある一言を言うてくれたんですけど、その言葉がめちゃめちゃうれしくてね。ほんまにありがたかったです。
――では最後に、放送を心待ちにしている視聴者の皆さんへ向けて、メッセージをお願いします。
まさと 久しぶりに『THE MANZAI』に出させていただきまして、スタッフの皆さんにも、視聴者の皆さんにも大変感謝しております。そして望むべくは、来年も出られたらいいなと。元気いっぱい、面白い漫才をお見せできたらいいなと思います。
おさむ 今回も大いに楽しんでもらったと思いますが、また来年出られたら、そのときも大いに楽しんでください! 一緒に楽しもう! あっ、それと最後にこれだけ……。(頭にげんこつを当てながら、舌で音を鳴らす)
――そのアクションは、どのように文字化すればいいでしょうか……?
おさむ アハハハ! カタカナで“コン!”って書いといてください(笑)。