最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
設定が「クセ強」だった、90年代スーパー戦隊の追加戦士たち 稼働時間が「ウルトラマンより短い」?

設定が「クセ強」だった、90年代スーパー戦隊の追加戦士たち 稼働時間が「ウルトラマンより短い」?


ティラノレンジャーとドラゴンレンジャーの兄弟対決も見どころな『恐竜戦隊ジュウレンジャー』 DVD-COLLECTION VOL.1(東映)

【画像】「えっ、朝ドラ俳優も?」これがスーパー戦隊の「追加戦士」を演じた役者たちです(4枚)

初の「6人目の戦士」なのに、悲しい結末

 50年にわたって放送された「スーパー戦隊」シリーズでは、3人や5人の主力メンバーに加え、物語の途中からチームに合流する追加戦士が定番となっています。なかでも1990年代の作品には、ユニークな設定を持つ「6人目の戦士」が登場するタイトルがあり、視聴者に強烈な印象を与えました。

 シリーズ史上初の海外展開も行われた『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は、1992年に放送された作品です。物語は、古代人類の戦士「ジュウレンジャー」と、人類滅亡を目論む魔女「バンドーラ」の一味との戦いを描いています。

 本作では、主人公「ゲキ(ティラノレンジャー)」の実兄でありながら、封印されていた過去を持つ「ブライ(ドラゴンレンジャー)」が、第17話で初めて姿を見せ、ジュウレンジャーの前に敵として立ちはだかりました。その後、ティラノレンジャーと兄弟同士の対決が描かれ、敗北したブライは改心して仲間に加わります。

 しかし、ドラゴンレンジャーは過去に死亡しており、仮初めの命として復活したため「残りの命は30時間」という過酷なタイムリミットが設定されていました。物語の終盤ではついにその寿命を使い果たし、命を落としてしまいます。

 シリーズ初の追加戦士でありながら死亡するという衝撃的な結末を迎えたことで、当時の視聴者に強烈な印象を残したキャラクターとなりました。


まさかの9歳が変身して敵と戦う『五星戦隊ダイレンジャー』 DVD-COLLECTION VOL.1 (東映)

まさか「9歳」の追加戦士が?

『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の後に放送された『五星戦隊ダイレンジャー』では、追加戦士として登場した「キバレンジャー」のユニークな設定が注目を集めました。物語は、気の力を操る若き戦士たちが悪の組織と戦う姿を描いています。

 本作では、小学生の「吼新星コウ」が白虎の力を得て変身する追加戦士「キバレンジャー」が登場します。変身前は少年として描かれますが、変身後は大人びた姿に変化し、体格も一気に変わる演出が施されました。このギャップは強い印象を与え、子供らしいコウと、戦闘時の頼もしさに満ちたキバレンジャーとの対比が多くの視聴者を引きつけました。

 また、キバレンジャーは音を操る気力技を駆使し、戦力としても頼もしさを発揮します。少年らしい明るさと戦士としての力強さを兼ね備え、物語後半では重要な役割を担いました。追加戦士として唯一無二のキャラクター性は、シリーズのなかでも際立つ存在といえるでしょう。

配信元: マグミクス

あなたにおすすめ