「戦闘時間が短すぎる」追加戦士
1997年に放送された『電磁戦隊メガレンジャー』は、高校生戦隊とデジタル技術を組み合わせた世界観で、平和を守るための戦いを描いた作品です。本作では、追加戦士として登場した「メガシルバー」に課せられた、あまりにも重い制約が強く印象に残っています。
デジタル研究所の青年「早川裕作」が「メガシルバー」に変身しますが、活動できる時間がわずか2分30秒という制限があり、戦闘中にタイマーが刻々と減っていくという演出が、謎の緊張感を与えました。
戦いが激しくなるにつれ、メガシルバーは専用ロボ「メガウインガー」を操縦するためにスーツを改良し、活動時間を延長します。追加戦士にここまで明確な弱点が設けられるケースはシリーズのなかでも異例です。
さらに、メガシルバーは変身時に「ケイタイザー」という携帯電話型の変身アイテムを使用しました。当時のスーパー戦隊作品としては初の試みで、のちに放送された『百獣戦隊ガオレンジャー』の変身アイテム「Gフォン」の先駆け的存在だったのかもしれません。
