42歳、夫のセコさに辟易

生活費に不満(写真:iStock)
【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】
恵さん(仮名)は、42歳。3歳年上の夫・マコトさん(仮名)と結婚5年目です。お互いにフルタイムで仕事をしていて、子どもはいません。
表面上はそれなりに円満に見える夫婦関係ですが、恵さんは最近になって、夫の“スタンス”に疑問を持ち始めています。
「夫がセコいんです。どうやらウチの夫は、お金に関して妻に頼れるところは頼ろうとするタイプなんだってことに、結婚4年目を過ぎたくらいで気づきました。
夫よりも私のほうが3割ほど収入は多いからって、夫は生活費として家に毎月9万円しか入れてくれません。今って物価も上がっているし、家賃分は別で折半で出していますが、受け取るのが9万円ではけっこうカツカツです」
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家事代行を頼むと…

ゲームばかり(写真:iStock)
恵さんも生活費として夫と同じ9万円を出し、家計としての予算は18万円。節約を頑張ればなんとかなる額ではあるものの、現実には難しい理由もあると話します。
「私、自分で言うのはおかしいかもですが、本当に忙しくて…。平日の帰宅も夫より遅いし、土日もオフィスに行かなくてはいけないときもあるので、家事をする時間がほぼ取れないんですね。
それでも料理だけはちゃんとしようと、夜中に作り置きをして、外食に頼らないよう気をつけています。夫は家事を一切せず、家ではゲームばかり。家事は完全に私任せですね。
その代わりにというか…、家が散らかっていても汚れていても、文句は言わない夫ではあるのですが…。洗濯も掃除もままならずあまりにも家が整わないので、つい先日、家事代行を頼むことに決めたんですよ」
良い解決策が見つかったと、最初は安堵していた恵さん。ところがこの「家事代行」をめぐって、夫婦仲に亀裂が入り始めているそうです。
