・屋台に大人も夢中
さらに、セルフ屋台ゾーンも楽しめる。
綿菓子、ヨーヨー釣り、お菓子すくいに……と、とにかく何でも自分でやるスタイルで、ここだけ小さな夏祭りみたい。
せっかくなので綿菓子を作ってみることに。
300円を箱に入れ、貼ってある説明書を見ながらザラメを投入して回しはじめると、ふわふわの綿が少しずつ棒にからみついてくる。
屋台の人になったような気分でくるくる巻いていく作業は楽しいのだが、なんとなく恥ずかしい。
近づかないと、セルフと気づきにくいので、「勝手に屋台で遊んでいる人」と思われそうで、落ち着かない……。
慣れない手つきながら、最終的に小さめの綿菓子が2個できあがった。
つづいて、ヨーヨー釣りに挑戦。ガチャガチャで釣り糸を出して、こちらもセルフで挑戦する仕組みだ。
うまく釣れれば3個まで持ち帰ることができ、もし全く取れなくても1個はもらえるというルール。とにかく全体的に善人説で成り立っている自由な空間だった。
射的は商品の補充もあるため、スタッフの方が常駐していた。
料金は3発300円、6発500円で、景品はすべてお菓子。最近射的にプチハマり中ということもあり、私もやってみたのだが、なんとかプリッツを1個ゲット。悔しい~~~!
・フードロスから年末のまとめ買いにも
というわけで、駄菓子屋あひるショップは、どこか懐かしさが漂う倉庫型のお祭り空間だった。
賞味期限近い食品は格安、駄菓子の種類もとにかく豊富で、これからの時期なら年末年始に親戚の子どもへ配るお菓子をまとめ買いするのにもぴったりだ。
なお、開催日は毎日ではないため、訪れる際は公式SNSの告知をチェックするのがおすすめ。セルフだからこそのゆるさと、昔ながらの縁日のような高揚感が同居する、不思議な魅力の詰まったスポットだった。
参考リンク:Instagram @dagashi.ahirushop(駄菓子屋あひるSNS)
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
