いまの時代、SNSを通して気持ちを共有することは日常茶飯事。
自分をよく見せることでフォロワーも増えて、自己肯定感が満たされるいっぽう、ささいなことでも炎上してしまうので発言には気をつけなければなりません。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ……ポイズン。
そんな現代において注目されている本があります。タイトルはずばり『書いたら燃やせ』。
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【どんな本なの?】
全世界で350万部を売り上げているという『書いたら燃やせ』(税込1320円 / 著 シャロン・ジョーンズ 翻訳 白浦灯)。本というカテゴリではあるものの、読むのではなく「書く」ことがメインの書籍なんです。
■『書いたら燃やせ』の特徴
・質問に「正直に」答える
・質問はランダムに答えてよい(順番どおりにやる必要はない)
・ひとりで楽しむ思考ゲーム
この本はいわば “自分だけのひみつの告白帳” 。
SNSだけでなく、普段の生活においても「自分を偽る仮面」をつけてしまう人は少なくない。けれど、この本と向き合う時間だけは仮面を外せるのだそう。どんな本なのかさっそくページをめくってみると……?
【ダークな質問にこそ本質がある】
『書いたら燃やせ』には、自分自身の過去・現代・未来についての質問が書かれています。
たとえば、過去のページには「子どものころの夢」「自分のお金で初めて買ったもの」「10代のときにした最良の選択」といった、ごくごく一般的な質問があるいっぽうで、
・ひそかに後ろめたく感じていること
・昔のことでいまも重荷に思っていること
・これからも絶対に許せないこと
といった具合に、ちょいとダークな質問もチラホラ。そしてこのダークな質問こそが、この本の要(かなめ)なのではないかと。

