『メトロイドプライム4 ビヨンド』（任天堂） (C)Nintendo
【画像4枚】えっ再現度高っ！ いろいろできそう「メトロイド」のシリコン皿と使用例
「スーファミ以来でも楽しい」
2025年12月4日、Nintendo Switchソフト『メトロイドプライム4 ビヨンド』およびNintendo Switch 2ソフト『メトロイドプライム4 ビヨンド Nintendo Switch 2 Edition』が発売されました。約18年ぶりのナンバリングタイトルになります。
ここで「18年ぶり？」「数年前にも新作出てなかった？」と思った人は、おそらく「メトロイド」シリーズからしばらく離れていたのではないでしょうか。確かに、2021年10月にはNintendo Switchに新規タイトルとして『メトロイド ドレッド』が発売されています。しかしながら本作と『ドレッド』は、同じ「メトロイド」の名を冠してはいるものの、別シリーズとして展開されているのです。
このあたりの事情をご存じの人には至極いまさらなお話ではありますが、「メトロイド」シリーズは、基本的に2Dアクションの「無印」系統（『ドレッド』はこちら）と、一人称視点のアクションアドベンチャーである「プライム」の系統に大別されます。ベースとなる世界観や、探索エリアを少しずつ広げていくアクションゲームという共通要素はあるものの、別モノのゲームといえ、そして別シリーズとしてナンバリングされてきました。
「プライム」系統は、2003年にゲームキューブ用ソフトとして発売された『メトロイドプライム』を原点とするシリーズです。同作はのちにWii版が発売され、そして2023年にはNintendo Switch向けに『メトロイドプライム リマスタード』が発売されました。
同シリーズのナンバリングタイトルには『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』（2005年、ゲームキューブ）、『メトロイドプライム3 コラプション』（2008年、Wii）があります。生物を変異させるエネルギー物質「フェイゾン」をめぐる物語が3作にわたって描かれました。なお、無印系統とあわせたシリーズ全体の時系列のなかでは、第1作『メトロイド』（1986年、ファミリーコンピュータディスクシステム）と、『メトロイドII RETURN OF SAMUS』（1992年、ゲームボーイ）のあいだに位置するとのことです。
冒頭の「約18年ぶり」というのは、そのWiiで発売された『プライム3 コラプション』以来という意味になります。「プライム」シリーズの物語は三部作で一旦完結しており、本作『プライム4 ビヨンド』ではまた新たな物語が始まるといい、任天堂公式サイトの紹介記事では「過去のシリーズタイトルをプレイしていなくてもお楽しみいただけます」とされています。
実際、「スーパーファミコン以来だけど楽しい」という声も聞かれました。発売日の2025年12月4日、SNS上では朝から入手報告やファーストインプレッションの投稿が相次ぎ、「プライム」シリーズは本作が初めてという声も見受けられます。本作の制作発表から発売まで8年あまりが経過していることもあり、「待った甲斐があった」といった投稿も見られました。
そうした発売日当日のネット上の意見を俯瞰すると、大方はポジティブな評のようです。謎解きなど「ゼルダの伝説」シリーズっぽいという投稿も散見されました。
なおマイニンテンドーストアによると、Switchソフト『メトロイドプライム4 ビヨンド』について、Nintendo Switch 2での動作検証で問題は見つかっていないといいます。『Nintendo Switch 2 Edition』へのアップグレードパスも発売中です。