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ノリスは“誰よりも速いドライバー”! 戦友サインツJr.とアルボンが成長を称賛

ノリスは“誰よりも速いドライバー”! 戦友サインツJr.とアルボンが成長を称賛

ウイリアムズのカルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンは、マクラーレンのランド・ノリスがより完成度が高い、精神的に強靭なドライバーへと成長したことを称賛した。

 サインツJr.とアルボンは、チームメイトやジュニアカテゴリー時代に共に戦ったノリスについて、より成熟したドライバーになったと評価。ノリスは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに12ポイント差をつけてチャンピオンシップ首位でシーズン最終戦アブダビGPを迎えた。ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリは、そのさらに4ポイント後方のランキング3番手につけている。

 サインツJr.は2019年と2020年にマクラーレンでノリスとチームメイトを務め、2021年にフェラーリへ移籍した。サインツJr.は「ランドが限界までマシンを操る驚異的な技術を持っていることは常に認識していた」と説明しつつ、彼がより安定したドライバーへと成長する過程を目の当たりにしてきたと語った。

「当時、ランドから真っ先に感じたのは、限界までマシンを操り、素晴らしい予選ラップを刻む驚異的な技術だった」

「繰り返しになるが、僕はシャルル・ルクレール(フェラーリ)やマックス、ランドとチームメイトを組んできた。今やグリッド上のトップドライバー全員とチームメイトになったが、ランドのスピードには限界がないと言える。彼のスピードは誰にも引けを取らず、好調な日には誰よりも速い。最も成長したのは年間を通した安定性だ。最初の数年間は僕と比べて苦手だったサーキットでも強さを発揮するようになった」

「今、彼のドライビングとあらゆる場所での強さを見ると、経験を重ねて身につけたスキルが感じられる。どんな状況でも、どのサーキットでも速く走れる技術だ。間違いなく、最初の数年間よりもオールラウンダーになった」

「ただし、彼の速さがあの2年間より上回っているとは思わない。F1で走る時点で、そのドライバーは可能な限りの速さを備えている。その後は、あらゆるタイプのコーナーやサーキットで速さを発揮する技術を磨く段階だ」

 サインツJr.のチームメイトのアルボンも、初タイトル争いにおけるプレッシャーをノリスが精神的にどう処理しているかに言及した。

「ランドの今シーズン後半の乗り切り方は本当に印象的だ」とアルボンは語った。

「ほぼミスゼロで走り、その価値を証明しているように見える。プレッシャーにもうまく対処しているし、少なくとも僕の目には今はかなりリラックスしているように映る。緊張している様子は見えない」

「彼は僕とは世代が違う。数年ほど年下だから、ジュニアカテゴリーで彼があのようなチャンピオン争いを経験した姿を見たことがない。彼はチャンピオン争いの経験をあまり積んでいない気がする。そう言うのは間違っているかもしれないが、彼はチャンピオンシップを圧倒するか、あるいは最終局面での戦い自体を経験していない。でも初のF1世界選手権でそれを成し遂げる以上に素晴らしい方法があるとは思えない」

 アブダビGPの決勝レースは、12月7日(日)の日本時間22時にスタート。マクラーレン勢の初タイトルか、フェルスタッペンの5連覇か。世界の注目が集まる。

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