最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
ピアストリが冷遇されてる? 母国オーストラリアの上院議員が主張する珍事態。マクラーレン「物を知らないようだ」

ピアストリが冷遇されてる? 母国オーストラリアの上院議員が主張する珍事態。マクラーレン「物を知らないようだ」

マクラーレンは2025年F1王者をランド・ノリスとオスカー・ピアストリのドライバー両方が争ってきたが、その中でチームがノリスを優先していると、オーストラリアの上院議員が主張。しかしマクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOはこれをバッサリと否定した。

 マクラーレンに対して疑義を唱えたのは、ピアストリの母国オーストラリアのマット・キャナヴァン上院議員。この上院議員は地方・地域問題・運輸法制委員会の会合でカタールGPの戦略決定について取り上げた。

 57周で争われたカタールGPは7周目にセーフティカーが出動し、マクラーレン以外が全チームピットイン。最大25周のタイヤ使用制限がある中、最も無駄なくピットへ入れるタイミングだったが、マクラーレンは戦略の柔軟性を失うことを避けるためにステイアウトを選んだのだ。しかし、結局これは誤った判断であり、レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝利。ピアストリは2位フィニッシュに終わった。

 マット・キャナヴァン上院議員はこの戦略判断を念頭に、マクラーレンがノリスをより重要に扱っていて、ピアストリのチャンピオン争いが損なわれているのではないかという主張を展開した。

 アブダビGPではマクラーレンのブラウンCEOが、上院議員の発言に反応したが、まともに取り合わなかった。

「我々は可能な限りベストを尽くしてきた。オスカー自身、我々がいかに公平かつ平等であるかについて語ってきた」

 ブラウンはSky Sports F1にそう語った。

「我々もミスをするが、オスカーは我々の一番のスポークスマンなんだ。その彼が、これまで一度たりとも“不当だ”と感じたことがあると言ったことはない」

「上院議員が言っていたことを見たが、明らかに彼は我々のスポーツについて非常に無知で教育を受けていないようだ」

 そしてブラウンCEOはさらにこう付け加えた。

「それがスポーツの面白いところだ。人々は自国のヒーローを強く応援するものだから、ドライバーのために旗を振る人々がいるのは驚くことではない」

「我々にとって最も重要なのはチームが理解していることだ。そして世の中には多くの無知な人々とその意見が存在する。もしそれらを正そうとすれば一日中かかってしまう。だから、そういうものだと受け止めている」

 なおアブダビGP前のドライバーズランキングでは、ノリスが首位を維持。フェルスタッペンが12ポイント差、ピアストリは16ポイント差となっている。

あなたにおすすめ