スマックダウンが現地時間5日、テキサス州オースティンで行われ、グンターが「ザ・ラスト・タイム・イズ・ナウ・トーナメント」決勝戦でLAナイトに勝利し、ジョン・シナ引退試合の対戦相手に決まった。
12・13ワシントンDC大会『サタデーナイツ・メインイベント』におけるシナ引退試合へ向けて、その相手を決めるトーナメントが行われてきた。この日の決勝戦に勝ち上がったのは元世界ヘビー級王者・グンターと、元US王者・ナイト。この二人の間で“シナ最後の相手"の権利が争われた。
序盤からグンターがパワーボム、ナイトがBFTと互いにフィニッシュホールドを仕掛け合い、ともに不発に。グンターが起き上がり小法師式逆水平で消耗させれば、ナイトもフライングラリアット、飛びつきネックブリーカードロップの連続攻撃で応戦する。グンターがスリーパーを仕掛けても後方回転しての丸め込みで切り返し、シナばりのアティテュードアジャストメント、バーニングハンマーと大技を連発した。
その後もナイトはチョップ合戦を逆水平連打で押し込み、串刺しランニングニーを見舞っていく。2発目はグンターがスリーパーで迎撃したが、ナイトはバックドロップで切り返す。グンターが正面飛びドロップキックで反撃しても、パワーボム狙いを不時着したナイトはDDTで突き刺し、ダイビングエルボードロップを投下した。
グンターも2カウントでキックアウト。BFTを狙うナイトをジャーマンでぶん投げた。ナイトは首に手を当てて動きがストップ。構わずグンターはネックツイスト、ラリアットで首を徹底攻撃する。ナイトがトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを狙っても食い止め、ダイビングボディプレスを連発。パワーボムで豪快に叩きつけた。
勝負あったかに思われたが、ナイトも何とか2カウントで返し、電光石火のBFTをさく裂させた。が、ニアロープで3カウントは入らず。グンターがスリーパーで絡みつき、胴締めスリーパーに持ち込んだ。ナイトが意地で立ち上がってもグンターは側頭部にエルボースタンプを乱れ打ち。ネックロックでひねり上げてナイトをタップさせた。
グンターが「ザ・ラストタイム・イズ・ナウ・トーナメント」に優勝。引退試合となるシナと対決することになった。7月にゴールドバーグ引退試合で勝利しているグンターは再びレジェンドの最後の相手を務めることになり、「ジョン・シナ、よく聞け。サタデーナイツ・メインイベントでお前はギブアップする。タップさせてやる」と予告した。
今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

