『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』エディオンアリーナ大阪第2競技場大会が6日、行われ、安齊勇馬が12・31代々木大会での三冠ヘビー級王座挑戦を表明した。
安齊は『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』にエントリーしていたが、パートナー・青柳優馬の謹慎処分によって初戦を消化したのみで残りすべて不戦敗となった。テーマなきシリーズとなった中、この日は第1試合の8人タッグマッチに登場。綾部蓮&タロース&小藤将太と組んで大森北斗&羆嵐&立花誠吾&井上凌と対戦した。
5分過ぎにようやく出番が回ってくると、安齊は羆嵐に串刺しジャンピングニー、フロントスープレックスの連続攻撃に出る。ドロップキックで反撃されると、井上に攻勢を許したものの、ジャンピングニーを連発して鎮圧。最後は必殺のギムレットを爆発させて3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った安齊は「最強タッグ決定リーグ戦2025、いよいよ佳境ですね。大阪の皆様は誰が優勝すると思いますか?」と宮原健斗ばりに大阪のファンに問いかけた。「安齊!」の声が飛ぶと、「俺は青柳優馬のせいで出てないんだよ」と反応。「優勝と同じぐらい気になることがありますよね?」と続けると、「12月31日、年間最大のビッグマッチ、大みそか代々木。誰の三冠戦が見たいですか?」と再び王者・宮原ばりの言い回しで問いかけた。
「安齊!」の声がたくさん飛ぶと、安齊は「この声が宮原健斗、全日本プロレスに届いてるだろ? そろそろ俺の三冠を決定したらどうですか?」と名乗り。「俺の挑戦で文句があるんですかね? もし文句があるなら全部、青柳優馬に言ってください。ここから文句がない皆さんは全員、俺についてきてください」とアピールすると後押しする歓声を受けた。
安齊は昨年3月に三冠王座初戴冠を果たし、史上最年少王者に君臨したものの、8月に陥落。宮原が三冠戦の舞台に指定していた12・31代々木大会で1年4ヵ月ぶりの返り咲きに乗り出すことを決めた。実現すれば安齊の三冠挑戦は1・26幕張大会で第75代王者・斉藤ジュンに敗れて以来、11ヵ月ぶりとなる。

