マクラーレンのランド・ノリスはF1アブダビGPの予選で2番手となったことについて悔しがりつつ、決勝での勝利を誓った。
ノリスは今季最終戦となるアブダビGPも初日から好調で、予選でもポールポジション有力候補と見られてきた。ただ2日目はライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が大きな改善を示し、予選Q3ではノリスを0.2秒上回り、ポールポジションを獲得。ノリスはその隣2番手から決勝に挑むこととなった。
「タフな予選だった。マックスはいい仕事をしたし、彼を祝福したい」
予選後、ノリスはそう語った。
「できることは全てやった。僕のアタックラップもかなり良かったと思うから、自分は満足している。もちろん最終戦でポールポジションを獲得できなかったのは残念だけど、今日は僕らの速さが足りなかっただけだ。明日がんばっていくよ」
予選では3番手にチームメイトのオスカー・ピアストリ、4番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いているが、コース上のトラックポジションが重要なアブダビということを考えると、ノリスにとっては悪くはないはずだ。ノリスはフェルスタッペンと12ポイント差であり、3位以上であればフェルスタッペンが優勝しても戴冠を決められる。
決勝に向けてどう臨んでいくかと尋ねられたノリスは、次のように語った。
「その時になればわかるだろう。でも今はポールポジションを獲得できなかったのが残念だ。明日は勝ちたいと思っているし、それが目標だ」
なお16ポイント差でまだ逆転の可能性を残しているピアストリだが、3番手という予選結果には落胆した様子だった。
「Q1のラップは良かったし、やっと今週末のリズムに乗ることができた。Q3の最後のアタックもかなり良かったけど、これ以上は残っていなかった」
「十分な速さがなかったんだ。でも明日はかなりエキサイティングな1日になると思う」

