
現代の視聴者にも楽しめるコメディ要素がいかに多く盛り込まれるのか注目なアニメ『ハイスクール!奇面組』ティザービジュアル (C)新沢基栄/集英社・奇面組
【画像】え、「放送していいの?」「無修正版も…」こちらが地上波放送“ヤバそう”な2026冬アニメです(6枚)
昭和ギャグアニメが令和に復活
近年は新作アニメに加え、毎クールのようにリメイク作品が登場し、当時のファンはもちろん現代の視聴者をも魅了しています。2026年冬アニメでも、懐かしさを味わえる作品の放送が予定されています。
1980年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された新沢基栄先生のマンガ『3年奇面組』(のちの『ハイスクール!奇面組』)を原作としたアニメ『ハイスクール!奇面組』が、2026年冬アニメとして再始動します。
1985年にアニメ化された本作は、「一堂零」、「冷越豪」、「出瀬潔」、「大間仁」、「物星大」の通称「奇面組」のメンバーが、騒がしくも愉快な日常を繰り広げるコメディ作品です。当時は奇抜なキャラクター性と勢いのあるギャグ演出で高い人気を集めました。
リメイクとなる令和版では、原作の独特なテンションやキャラクター性がどこまで再現されるのかなど、放送前からさまざまな声があがっています。また、現代の視聴者層に合わせた展開や、ギャグのアップデートを予想する声もあります。当時の空気感を残しつつも、令和らしい演出がどのように加わるのか期待されています。
現在公開中のイメージMVでは、旧アニメ版のテーマ曲を現代風にアレンジした音源や、「奇面組」のキャラクターボイスが確認でき、ファンからはすでに好意的な反応が上がっていました。
TVアニメ『ハイスクール!奇面組』は、全国フジテレビ系「ノイタミナ」枠にて2026年1月9日(金)より23時30分から放送されます。
誰推しだった? あの「ヨロイ」アニメが帰ってくる

20年以上の時を経てついに新章が始動するアニメ『鎧真伝サムライトルーパー』ティザービジュアル (C)SUNRISE
サンライズ制作のアニメ『鎧伝サムライトルーパー』は、1988年の放送から長い時を経て、作品名を新たに『鎧真伝サムライトルーパー』として新章の放送が決定しています。本作は鎧の力を宿した少年たちが悪に立ち向かう姿を描いた作品で、当時は迫力あるバトルシーンや個性あふれるキャラクターが人気を集めました。
令和版では、前作でも作品の大黒柱といえる甲冑型バトルスーツ「鎧擬亜(よろいギア)」のデザインを手がけた岡本英郎さんが再び制作に参加しており、当時の雰囲気を残しつつ進化したデザインが高く評価されています。
さらに、現在の映像技術によって旧アニメ版よりも迫力あるバトルシーンが描かれるのではないかと期待が寄せられる一方、声優陣が刷新されるため、旧アニメ版と比べて違和感がないかを心配する声も一部ではあがっていました。
すでに公開されたティザーPVでは、鎧をまとった主人公「凱(CV:石橋陽彩)」をはじめとする少年たちが敵と戦う姿が描かれており、放送前から昭和世代のファンと新規視聴者の双方から注目を集めています。
アニメ『鎧真伝サムライトルーパー』は2026年1月6日(火)よりTOKYO MXにて23時30分より放送されます。
人気少女マンガが初の長編アニメ化

佐野がドラマ版に比べ最初から優しかったり、中津が関西弁だったりとドラマ版とは大きく異なる点が多いアニメ『花ざかりの君たちへ』第1弾ビジュアル (C)中条比紗也・白泉社/「花ざかりの君たちへ」アニメ製作委員会
中条比紗也先生の人気少女マンガ『花ざかりの君たちへ』は、連載終了から20年以上を経て、初めて長編アニメシリーズ化されることが決定しました。本作は、憧れの高跳び選手「佐野泉(CV:八代拓)」に近付くため、アメリカから帰国した「芦屋瑞稀(CV:山根綺)」が性別を偽って全寮制の男子校へ潜入する青春ラブコメディです。これまで国内外で複数回ドラマ化されてきた経緯もあり、幅広い層から長く愛されてきた作品です。
堀北真希さんや小栗旬さんなどが出演した2007年のドラマ版に比べ、今回のアニメ版では、原作に沿ったストーリー展開が期待されています。ドラマ版とは異なる点も多いため、原作未読の視聴者はより新鮮な気持ちで作品を楽しむことができるかもしれません。
本作のPVでのキャラクターデザインには原作よりも「かわいらしさが増した」という声がある一方で、当時の大人っぽい雰囲気を懐かしむ声も見受けられました。2023年に逝去した中村先生を偲ぶ感想や、長年愛されてきた作品が新たな形で蘇ることを喜ぶ声も多く、原作ファンにとって特別な節目となるアニメ化といえそうです。
アニメ『花ざかりの君たちへ』は、2026年1月4日(日)よりTOKYO MXにて21時30分から放送開始予定です。
