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7度のF1王者が3戦連続のQ1敗退。ハミルトンから「ただただ怒りが込み上げてくる」と悲痛な声

7度のF1王者が3戦連続のQ1敗退。ハミルトンから「ただただ怒りが込み上げてくる」と悲痛な声

F1最終戦アブダビGPで、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はQ1敗退の16番手に終わった。これでラスベガスGPから3戦連続、そしてカタールGPのスプリント予選SQ1も含めると、4連続での予選ファーストラウンド敗退となった。

 ハミルトンにとって、最終戦も非常に流れの悪いレースウィークとなっている。

 FP1はルーキー起用義務の消化のため、アーサー・ルクレールにマシンを明け渡したハミルトン。FP2は14番手となり、FP3はセッション前半が終わった時点で4番手とまずまずのタイムを出していたものの、ターン9でコントロールを失ってバリアにクラッシュした。

 当時のことを、ハミルトンはこう振り返る。

「少しボトミングがあって、それでリヤ(のコントロール)を失ったんだ」

「(チームも)走行中にバウンシングが起きているのを確認していて、それがずっと続いていたと言っていた」

 予選に向けてはマシンの修復が叶ったハミルトンだが、Q1では15番手の角田裕毅(レッドブル)にわずか0.008秒届かず16番手。またしても下位のグリッドから決勝を迎えることになる。

 FP3でのクラッシュが予選に影響したか問われると、ハミルトンは「2回目の走行ができなかったのは間違いなくプラスにはならない」と言う。さらにFP1を走れなかったことも当然ながらプラスに働かなかったと認めた上で、「それは他のドライバーだって同じだ」と付け加えた。

 7度のF1世界王者であるハミルトンは、フェラーリに移籍した今季大苦戦している。スプリントではいくつか好成績を残したが、決勝レースでは優勝はおろか表彰台すらない。チームメイトのシャルル・ルクレールにも対抗できておらず、明らかにキャリアワーストのシーズンとなっている。

 ここ最近、予選での苦戦が続いていることについて問われると、ハミルトンはこう語った。

「この気持ちを言葉に表すことができない。ただただ怒りが込み上げてくる」

 16番手からのスタートとなれば、最終戦も好結果を期待するのは難しいと言わざるを得ない。ハミルトン本人も「やれることは多くない」として、ハードタイヤを履いてライバルの出方を伺うレースになるのかという問いにも「いつも同じことだけど、やってみるしかない」と淡々と答えた。

 そして、冬休みの間にメンタルをリセットできそうかと尋ねられると、「これまでで一番短い休みだ」として「いずれ分かるだろう」と締め括った。

 2026年シーズンはテクニカルレギュレーションが大きく変更されるため、テストも例年よりも多く行なわれる。スペイン・バルセロナでの最初のプレシーズンテストまでは、あと7週間だ。

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