『清宮海斗デビュー10周年記念プロデュース大会 狂乱のDECADE』後楽園ホール(2025年12月7日)
○清宮海斗vs熊野準×
清宮がデビュー10周年記念プロデュース興行となる後楽園大会のオープニングマッチで、新人時代の緑コスチュームで登場。デビュー戦の相手・熊野準にシングルマッチで完勝してみせた。
清宮は鈴木軍侵攻下の2015年12月9日、東京・ディファ有明大会での熊野戦でデビュー。7分59秒、急角度の逆エビ固め(コの字固め)で敗れている。
清宮にとっては一日3試合の第1戦目。「A Decade Later Rematch」(10年後の再戦)と銘打って、自らオープニングマッチを務めた清宮は、新人時代のエメラルドグリーンのコスチュームに身を包み、花道を全力ダッシュで駆け抜けてリングインした。
序盤から先輩に成長を見せつけるように試合を優勢に進めた清宮は、熊野の腰攻めをものともせずに、シャイニングウィザードを叩き込んでチャンスを掴む。粘る熊野も2発目のシャイニングウィザードをガードし、デビュー戦で清宮を下した逆エビ固めへ。しかし、苦しみながらも脚力で逃れた清宮はカウンターのドロップキックから再び攻勢。最後はショルダーバスターからスカイウォークエルボーを投下して3カウントを奪った。
最後は10年間の成長をまざまざと見せつけて完勝。一日3試合の第1戦目を終えた清宮は、大の字となった熊野の手を両手で握って感謝し、熊野も再戦のジェスチャーで応えた。
【清宮の話】「熊野さんとシングルマッチ。なんかタイムスリップしたっていうか、初心に返ることができて、熊野さんも本気で自分に獲りにきて下さったんで、すごくうれしかったです。原点回帰っていう気持ちをしっかりと思い出しました。次、試合もありますし、メインもあるんで、しっかりと気を引き締めて行ってきます」
【熊野の話】「清宮10周年おめでとう。クソ、勝てなかった。勝ちたかった。でも、シングル楽しい。清宮とこうやって10年の周年でできて楽しい。けど、やっぱ悔しいんで。この気持ちで熊野はこのリングに必ず戻ってきます。それがいつかは明言できませんが、その時は今日、清宮に勝てなかった分、次は勝つ勢いで戻ってくるんで、それまでお待ちください」

