【きのこの山50周年】「たけのこの里」の設計とは対極!? 開発担当者を直撃！おいしさの秘密と感動パッケージを深掘り

【Topic2】「きの山さん」について知りたい！

「きのこの山」には公式キャラクターが存在する。それが、「きのこの山」と人を繋ぐメッセンジャーとして2008年に誕生した「きの山さん」だ！何と年齢は35歳でMonoMax世代ど真ん中！浅からぬご縁を感じたので深掘りしてみた！

きの山さん

きの山さんProfile
大阪府高槻市出身、35歳。身長6.5cm。ストリートミュージシャン。「きのこの山」の登場以来、常に陰から声援を送り続けているという大ファン。好きが高じて自主的に宣伝活動も行っているという。妥協を許さない性格で自分の信念を曲げないタイプ。趣味は弾き語り。

吉田さん「『きのこ』の世界観をメディアやSNSなどで発信する役割をしてもらっているキャラクターです。主役はあくまでファンのお客様なので、『きのこ』の魅力や情報を黒子のようにお客様へ届けてもらえたらと思っています。『ヤッホー』という口ぐせは、『きのこの“山”』なので。『ベイベー』は職業がストリートミュージシャンだから（笑）」

北澤さん「きの山さんのゆるい活動は公式HPと公式Xで見られますのでぜひ覗いてみてください」

「たけのこの里」の公式キャラクターもMonoMax世代！

たけ里ブラザーズ

ヒップホップの影響を色濃く受けていそうな兄弟。その名も「たけ里ブラザーズ」。2人とも年齢は30歳。公式Xで情報発信中だ。

世界的ファッションデザイナーとタッグも

コラボキャラクター「JUNKO KINOKO」のTシャツもお披露目。同シャツが当たるキャンペーンも開催中だ。

「きのこの山」の遊び心と芸術性を融合させた特別衣装がお披露目され、“食べられるモード”を提案！

50周年記念で「きのこの山」と世界的デザイナーのコシノジュンコさんの異色コラボが実現！ 10月14日にファッションショー『JUNKO KOSHINO きのコレ2026 S/S COLLECTION』を開催した。イベントでは、コシノさんが「きのこの山」から着想を得た特別衣装がお披露目。カカオの未活用部位をアップサイクルした、サステナブルな素材が使われている。本コラボは持続可能な取り組みとカカオの新たな価値向上を目指すという両者共通の想いのもとで実現した。

【Topic3】担当者の想いはパッケージに宿る

ロングセラーだから、味や形は簡単には変えられない。しかし、パッケージの内側や裏面は、担当者がある程度自由に作れる部分なのだ。商品やタイミングで変えているので要チェック！渾身のメッセージを受け取ろう！

担当者の想いはパッケージに宿る

吉田さん 「ある程度遊び心があっても許されていますね」

北澤さん「面積が少ないので、毎回ここに何を入れるかはすごく悩みます。小さいスペースにどれだけメッセージを込められるかが勝負みたいなところがあります。例えば『きのこの山宇治抹茶』は大人の方も食べることが多いかなと思い、大人の方に向けてちょっとほっこりするメッセージを入れました。Ｘで『これを読んで、なんか元気出た』というポストを見ましたね」

吉田さん 「おいしく召し上がっていただけるだけで充分なのですが、やはり読んでもらえると嬉しいですよね」

北澤さんのこだわりNo.1『推しきのこの山味わいバニラ』 50周年施策のひとつとして開催された「歴代きのこの山復活投票」1位を獲得。9月から期間限定で発売中（※売り切れの場合あり）。

北澤さん 「今まで一番頑張ったのは『推しきのこの山味わいバニラ』です。これはパッケージの表面も作りました。『歴代きのこの山復活投票』で1位になって復活した商品なのですが、推しがテーマだからコンサートにして、きの山さんたちが応援しているデザインにしたんです。裏面は投票のストーリーを４コマ漫画にしましたし、内側は最終結果と1位のメッセージを載せました。これに限らず、『きのこ』『たけのこ』全商品のパッケージは、限られた面積で何をどう伝えるかということに魂を込めてやっているので、ぜひ読んでほしいです」