マクラーレンのランド・ノリスはF1アブダビGPを2番グリッドからスタートするが、タイトル獲得のかかったレースにどんなアプローチで挑むのかを語った。
アブダビGP予選では12ポイント差で逆転を目指すマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。ノリスは2番手と後塵を拝したが、3位以上が戴冠条件となるため、まずまずの位置と言えるだろう。
そんなノリスだが、彼は表彰台確保ではなく勝利を目指して決勝を戦うと語る。
「あまり考えすぎても仕方がない」と、ノリスはスカイスポーツF1に語る。
「ここからチームのみんなと話し合って、明日に向けてどう最高の準備ができるか、あらゆる事態への備えをするつもりだ。明日の目標は、レースに勝つことだ。それが僕らの考え方だよ」
「簡単なレースにはならないだろうし、これまでで最も複雑なレースになるかもしれない。でも、考えているのは明日のレースにどう勝つかだ。そういうアプローチで臨んでいる」
なおノリスは、タイトル争い中であることから不必要なリスクを避け、安全策をとってくると予想されていることについても利用したいと付け加えた。
「みんな、俺はリスクを取る必要がないと思っている。それをうまくアドバンテージにできればいいね」
また勝利を目指すと語ったノリスだったが、フェルスタッペンの速さに対しては劣勢を認識している。
「自分のラップにはとても満足している。とても力強かった。単純に十分な速さがなかったんだ」とノリスは語った。
「クルマにスピードが足りなかった。だから明日、魔法のように速さが発揮されることを願っている。そうでなければ、彼らはただ速すぎる」
「やらなければならないことはわかっている。しかし、ただ『そこにいろ』とか『こうしろ』と言うほど簡単ではない」
「みんなそれぞれの考えや事情で動いている。だから僕にできるのは、自分自身のことに集中し、できる限りの準備をして、あとは何が起きるか様子を見るだけだ」

