『清宮海斗デビュー10周年記念プロデュース大会 狂乱のDECADE』後楽園ホール(2025年12月7日)
○小田嶋大樹vs小柳勇斗×
NOAHの新人、元教師の小柳勇斗(こやなぎ ゆうと)が7日の後楽園大会でデビューを果たした。
一挙3選手の新人がデビューした7日のNOAH後楽園大会。その先陣を切ったのは元教師の小柳だった。
神奈川県秦野市出身の25歳で171cm、81kg。中学からレスリングに打ち込み、東洋大時代は全日本大学グレコ選手権(63kg級)で3位の実績がある。大卒後はいったん教員(保健体育)として神奈川県内の中学校に赴任したものの、夢を諦めきれずに今年2月の『NOAHプロレスセミナー』に参加。4月に入門し、約8ヶ月の練習期間を経てデビューを迎えた。
デビュー戦では先輩・小田嶋大樹と一騎打ち。のっけから大歓声が巻き起こる。黒いショートタイツで登場した小柳はスピーディなレスリングの攻防で小田嶋と火花。先輩の小田嶋が優勢に試合を進めたものの、小柳もドロップキックで必死の抵抗を見せる。2発目は自爆に終わり、再び攻め込まれてしまうが、連続してランニングエルボーを浴びせ、豪快なフロントスープレックスを繰り出すと、ここでも大歓声。「投げるぞ!」と大胆にもさらにジャーマンを仕掛ける。
反転式ドロップキックで振り払った小田嶋は、ショルダースルーから逆片エビ固めでギブアップを迫る。耐え抜いて歓声を誘った小柳は、胸板にハンマーパンチを連発して挽回を図ったものの、小田嶋は逆水平で鎮圧。最後はドロップキックから回転地獄五輪に捕らえてギブアップを奪った。
改めての激励の大歓声のなか、深々と頭を下げてからリングを下りた小柳は「悔しいけど、今は感謝の気持ちでいっぱいです。今まで指導していただいたコーチや選手、スタッフの方々。そして同期のみんな。そして同期でデビューまでたどり着けなかった選手もいました。そして家族のみんな、友達のみんな。いろんな人たちが支えてくれたから今の僕があると思いますし、このプロレスリング・ノアでデビューできたことが大きな幸せです」と感謝。そのうえで「でも、まだこれがスタート地点だと思うので、これから精いっぱい頑張ってNOAHのトップに立てるように頑張りたいと思います。ありがとうございました!」と前を見据えた。
【小田嶋の話】「勇斗、デビューおめでとう。まだまだまだまだ僕も勇斗も練習はやり足りないよ。もっともっと道場でいっぱい練習して、これ以上、もっともっとたくさんのお客さん呼べる存在になって、何度も何度も戦っていきましょう」
【小柳の話】「悔しいけど、悔しいけど、今は感謝の気持ちでいっぱいです。今まで指導していただいたコーチや選手、スタッフの方々。そして同期のみんな。そして同期でデビューまでたどり着けなかった選手もいました。そして家族のみんな、友達のみんな。いろんな人たちが支えてくれたから今の僕があると思いますし、このプロレスリング・ノアでデビューできたことが大きな幸せです。でも、まだこれがスタート地点だと思うので、これから精いっぱい頑張ってNOAHのトップに立てるように頑張りたいと思います。ありがとうございました!」

