ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボを巡って、トレードの噂が加速している。
ギリシャ出身のヤニスは2013年にNBA入りして以来、バックス一筋でプレーし今季で13年目。2年連続のシーズンMVP(19、20年)獲得をはじめ、オールスター選出9回、オールNBA選出9回、オールディフェンシブチーム選出5回、さらにはMIPや最優秀守備選手賞も受賞するなど、数々の栄光を手にしてきた。
加えて21年にはチームを50年ぶり2度目のリーグ制覇に導き、通算得点をはじめとしたスタッツも軒並みフランチャイズトップに君臨。球団のレジェンドOBには1969~75年に所属したカリーム・アブドゥル・ジャバーもいるが、在籍年数の長さなども踏まえれば、ヤニスこそがフランチャイズ史上最高のプレーヤーと言っても過言ではないだろう。
だが、ヤニスを取り巻く環境はざわついている。不動のエースが自身のSNSからバックス関連の投稿の大半を削除。移籍など将来に関する憶測が飛び交っているのだ。
ヤニスは過去6シーズン連続で平均28得点、10リバウンド以上を記録してきたが、攻守における負担は大きく、プレーオフを迎える頃には疲弊し切っている傾向は否めない。
元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチがヤニスにとって“理想的な相棒”になる可能性があり、チャンピオンシップ獲得を確実なものとするデュオになると予想している。
「彼(ヤニス)とルカを一緒にプレーさせたら、2、3年以内に優勝するだろう。彼は過去5年間で平均30得点、11リバウンド、6アシスト以上を記録している。過去7年間は平均29点だ。つまり、過去7年間は誰も彼を止めることはできなかったということだ」
長年共闘したクリス・ミドルトン(現ウィザーズ)はスーパースターではなく、昨季まで2年間プレーしたデイミアン・リラード(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)も全盛期の輝きは失っていた。相手の厳しいマークを受ける中でこれだけの成績を残してきたヤニスの負担が減れば、さらに手がつけられなくなるとアリナスは説く。
「彼を高確率で得点できる選手と組ませれば、アンストッパブルな存在になる。今は実質的に1対5でプレーしているようなものだ。その中で、平均30点、11リバウンドを残しているんだ。オフェンスの90%、ディフェンスの90%を担っている。シュートを決められる脅威となる選手と組ませれば、相手は窮地に追い込まれる」
現在ドンチッチやレブロン・ジェームズ、オースティン・リーブス、八村塁らが所属するレイカーズは16勝6敗でウエスタン・カンファレンス2位タイと好位置につけている。
はたしてヤニスは不振に喘ぐバックスに残るのか、それとも新天地を求めることになるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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