『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』名古屋大会が7日、愛知・ポートメッセなごや第2展示館で行われ、12・10後楽園大会での優勝決定戦が「綾部蓮&タロースvsザイオン&オデッセイ」に決まった。
暮れの風物詩・最強タッグはいよいよ佳境。この日の名古屋大会で最終公式戦を迎えた。
Bブロックは世界タッグ王者・ザイオン&オデッセイが4戦全勝・勝ち点8で単独首位。宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.は4勝1敗・勝ち点8で公式戦全日程を終えた。これを追うのが3勝1敗・勝ち点6の本田竜輝&野村直矢。この日、ザイオン&オデッセイと本田&野村が最終公式戦で激突した。
ザイオン&オデッセイはサイドバスター&ネックブリーカーの合体技を決めるなど本田を圧倒。終盤には本田&野村のダブルスピアーで二人が次々になぎ倒され、ザイオンが野村のフロッグスプラッシュ、本田のスピアーで攻め込まれたが、3カウントを許さず。オデッセイが二人まとめてサイドバスターで叩きつける怪力を見せつけると、最後はオデッセイがブラックホールスラム、オデッセイがダイビングヘッドバットの連続攻撃で本田を仕留めた。
この結果、ザイオン&オデッセイが5戦全勝・勝ち点10で公式戦全日程を終了。Bブロック首位通過、優勝戦進出を決め、昨年の斉藤ブラザーズに続く史上2組目となる世界タッグ王者による全勝優勝に王手をかけた。
Aブロックは3勝1敗・勝ち点6の鈴木秀樹&真霜拳號、芦野祥太郎&潮崎豪、綾部蓮&タロースの3チームが首位タイで最終公式戦を迎えた。まず鈴木&真霜がMUSASHI&吉岡世起と対戦。真霜がアンクルホールドで吉岡、鈴木が首攻めでMUSASHIを攻め込み、終盤には真霜とのダブル延髄斬りをさく裂させたが、ダブルアームスープレックスは決められず。最後は鈴木が丸め込み合戦の末、MUSASHIに3カウントを奪われ、勝ち点6止まりで公式戦全日程を終えた。
そしてメインイベントで芦野&潮崎と綾部&タロースが激突。勝利チームがBブロック突破を果たす事実上の決勝進出決定戦となった。潮崎が劣勢を強いられたが、芦野が綾部に足攻めを展開して挽回。ダブルケサ斬りチョップ、トラースキック&エルボースマッシュのサンドイッチ攻撃と連係で攻め立て、アンクルロックを同時に決めて勝機を作ったが、芦野&タロースも合体ラリアットで応戦。綾部がアンクルロックに捕まってもタロースがカットに飛び込み、チョークスラムで潮崎と芦野をなで斬り。すかさず綾部がデスルーレットを爆発させて芦野から3カウントを奪った。
この結果、Bブロックは綾部&タロースが1位通過。優勝戦で世界タッグ王者・ザイオン&オデッセイと対決することになった。「我々、タイタンズ・オブ・カラミティ、最強タッグ優勝決定戦進出だ。まあ当然の結果だ。綾部蓮、タロース。我々を止めることができる相手など存在しない」と豪語した綾部はザイオン&オデッセイと対峙すると、「優勝決定戦、我々のいけにえになるのはお前らだ。12・10後楽園ホール、タイタンズ・オブ・カラミティが絶望ってものを味わわせてやる」と通告した。
また、前日の大阪大会で三冠王座挑戦を表明した安齊勇馬が王者・宮原健斗とタッグ対決。掟破りの逆シャットダウン・スープレックス・ホールドで宮原から3カウントを奪い、「宮原健斗から勝ったぞ! おい、これで決定だろ? 12月31日、今年最後のビッグマッチ。宮原健斗vs安齊勇馬、決定だろ? 全日本プロレス、PWF、そして宮原健斗。なんか文句があるなら全部、青柳優馬に言え。そして文句ない人は俺が飛んでもねえもんみせてやるから、全員俺についてこい」とアピールした。
☆12/10(水)東京・後楽園ホール『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』17:30開場、18:30開始
▼「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」優勝決定戦
[Bブロック1位]
オデッセイ
ザイオン
(1/無)
タロース
綾部蓮
[Aブロック1位]

