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サッカー選手なのに「園長」?アルビレックス新潟・谷口選手が農園を通して伝える想い

サッカー選手なのに「園長」?アルビレックス新潟・谷口選手が農園を通して伝える想い

応援される選手になるために、サッカーも農園も手を抜かない

「ちょっとしたスペースで行っているものなので、農業と呼んでいいのかわからないんですけど(笑)」と謙遜しつつ、実際にやってみてわかった農作業の大変さもあった。1ヶ月間雨が降らなかったときには、作物がうまく育たずに苦戦したが、地元の農家の方が「うちの野菜はこんな感じだったぞ」と声をかけてくれたり、アドバイスをくれたりしたのだそうだ。

サポーターの方や地域の方にも、谷口農園は親しまれており、谷口選手のことを「園長」という愛称で呼ぶサポーターも多い。「本業はサッカー選手なのに……とも思うのですが(笑)、谷口農園をきっかけにたくさんの方が話しかけてくれるのは、素直に嬉しいです。園長としての僕を入り口に、サッカーに興味を持ってもらえるのは良いことですし、そのために自分にできることがあるのであれば。もちろん、一番はサッカー選手として実力で示すのが理想ですが、多方面で知っていただき、応援される選手になることに意味があるのだと思います」と谷口選手は話す。まるで近所のお兄さんのように明るく、冗談好きで気さくな人柄も、周りの人から愛される理由のひとつなのだろう。

もともと農園を始めたきっかけは、谷口選手自身の強い想いではなかった。しかし、谷口農園がだんだんと地域に溶け込んでいく中で、その存在自体が地域貢献につながっているのだと実感できるようになったという。

子どもたちと取り組む食育プロジェクトで、彼らから得たもの

また、2024シーズンにはホームタウンである新潟市と連携した食育プロジェクトを実施するなど、食育にも力を入れている。谷口選手が取り組んだのは、地域の児童館での野菜作り。子どもたちと肥料を作り、野菜を植えて、収穫するところまでを一緒に行った。
「僕とのコミュニケーションを通して、新たな世界を知って、夢を持つきっかけが少しでも生まれたら」と谷口選手。実際に参加した子どもたちの中には、一緒に農作業をしたことで谷口選手を知り、その後初めてスタジアムに足を運んでくれた子もいたそうだ。

逆に、谷口選手が子どもたちから得たものも大きかった。彼らの中には、日頃から学校や家庭で農作業を行っている子も多く、水やりのタイミングや収穫のコツを教えてもらうこともあったという。「子どもたちの純粋さや、真剣に畑に向き合う姿に胸を打たれました。積極的な姿勢を見て、本当に農作業が好きなんだなと伝わってきましたね」

いま、米の高騰など食に関するさまざまな問題が取り沙汰される中、子どもたちが食に興味を持つことは、大きな意味を持つ。自分で作った野菜を食べるという経験を通して、食べることの大切さや、食の未来について考えるきっかけになってほしいと谷口選手は言う。

配信元: パラサポWEB

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