まさに「大谷翔平ロード」を歩むことになる。
阪神タイガースの佐藤輝明が年内の自主トレーニングをアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで行うという。ワールド・シリーズ2連覇の銀河系スター軍団ドジャースの本拠地周辺施設で最新トレーニングを実施する。
「温暖で動きやすいロサンゼルスでオフに鍛えるのは大谷翔平流です。エンゼルス時代から大谷は冬の期間も常夏ロサンゼルスで体をイジメ抜いて、鋼の肉体を手に入れました。大谷を道標にして、佐藤がさらなる実力アップを図ります」
しかなんと、ドジャースのスター選手であるムーキー・ベッツとの合同トレーニングの計画まで持ち上がっているというから…。
大谷、山本由伸、佐々木朗希は暖かいカリフォルニアのアドバンテージを手に、オフにレベルをどんどん上げている。佐藤は今年、40本塁打102打点で藤川球児監督を胴上げ。MVP、打点王、ホームラン王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞とタイトルを総ナメにした。来春のワールド・ベースボール・クラシックには村上宗隆、岡本和真、今井達也らと侍ジャパンで参加することになりそうである。
「日の丸を背負ってWBCを戦うのは名誉あること。選ばれたいし、準備したい」
とヤル気マンマンだ。
というのも、佐藤は大谷を師として崇め、素振りのルーティーンをマネてフォームや体の使い方を参考にしているからだ。
「佐藤が侍ジャパンで大谷と『競演共闘』することになれば、強力ラインナップを形成することになりそうですし、大谷から『ドジャース入り』の勧誘を受けることになるかもしれません」
佐藤が大谷に続いて、世界を驚かせるかもしれないのである。
(田中実)

