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上戸彩、「金八先生」で大ブレイク…“国民的美少女”から“国民的女優”へ「ズートピア」声優続投で話題

上戸彩、「金八先生」で大ブレイク…“国民的美少女”から“国民的女優”へ「ズートピア」声優続投で話題

上戸彩
上戸彩 / ※2025年ザテレビジョン撮影

ディズニー・アニメーション映画最新作「ズートピア2」が12月5日に日本でも公開された。本作は大ヒットを記録した映画「ズートピア」(2016年)の続編で、前作に引き続き俳優の上戸彩がウサギの警察官ジュディ・ホップスの日本版声優を続投している。上戸といえば、2025年に女優デビュー25周年を迎え、9月には40歳になったばかり。今回は最新作の公開をきっかけに、彼女の代表作を中心にキャリアを振り返ってみる。

■“国民的美少女”から一気に飛躍

1997年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能界入りした上戸は、2000年に放送されたドラマ「涙をふいて」(フジテレビ系)で女優デビュー。翌年には若手俳優の登竜門でもあったドラマ「3年B組金八先生 第6シリーズ」(2001-2002年)に出演し、3年B組にやってきた転入生で性同一性障害の生徒・鶴本直を演じた。時代の多くの社会問題を取り上げる「金八先生」シリーズだったが、「性同一性障害」など性的マイノリティに関して今以上に一般的理解度が低かったこともあり、彼女が演じたことで多くの人が知るきっかけにもなった。

「金八先生」で一気に大ブレイクした上戸は「高校教師」「ひと夏のパパへ」(ともに2003年、TBS系)、「エースをねらえ!」(2004年、テレビ朝日系)、「アタックNo.1」(2005年、テレビ朝日系)などの連続ドラマに立て続けに出演する他、映画「あずみ」(2003年)、映画「インストール」(2004年)などの主演映画も公開され、さらに2002年8月からはソロ歌手としての活動もスタートさせるなど、超多忙な10代を過ごした。

その人気は20代になっても衰えず、“国民的女優”としてテレビで見ない日がないほどの活躍ぶり。10代は学生役も多かったイメージだが、そんな彼女が初めて刑事役に挑戦したのが、今なお続くシリーズの原点である主演ドラマ「絶対零度」(2010年ほか、フジテレビ系)だ。

同作には、未解決事件を専門に扱う特命捜査対策室に配属されたばかりの新米刑事・桜木泉役として登場し、正義感の強い“熱血刑事”に扮(ふん)した。同年の10月クール期には月曜9時ドラマ「流れ星」(フジテレビ系)で、主演の竹野内豊と共演し、人生に絶望した風俗嬢の槇原梨沙を好演。明るい正統派なヒロインを演じることが多かった上戸の印象をガラッと変えるような強いインパクトを残す作品だ。

また、2014年に出演したドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジテレビ系)では、ふとしたことをきっかけに、斎藤工演じる北野裕一郎と不倫関係に陥る主人公の主婦・笹本紗和を怪演。同作はタブーな関係を体当たりで演じた上戸の演技力が高く評価されただけではなく、彼女が演じた夫がいない昼間の間に不倫をするいわゆる“昼顔妻”の存在が大きな社会現象になった。

一方、私生活では2012年9月14日、自身の27歳の誕生日にEXILE HIROと結婚。現在は3児の母となり、仕事と家庭を両立させながら精力的にさまざまな活動を行っている。

■「ズートピア2」では9年ぶりに前向きなウサギの警察官役

そんな彼女が日本版声優を務めるディズニー・アニメーション映画最新作「ズートピア2」が、12月5日に公開。既に世界各国で公開され大ヒットを記録していたが、日本でも初日興行収入4億1223万円を記録し、洋画アニメーション歴代1位とディズニー&ピクサー・アニメーション映画史上歴代1位のオープニング記録を打ち立てた。

物語の舞台となる夢の楽園“ズートピア”は、かつての肉食動物も草食動物も、大きな動物も小さな動物も、あらゆるタイプの動物たちが平和に暮らす超ハイテクな文明社会。そして「誰でも夢をかなえられる」という理想の楽園。

その街で暮らす、前向きで夢を信じるズートピア初のウサギの警察官・ジュディ(CV:上戸)と、元詐欺師で皮肉屋だけど頼れるキツネの相棒・ニック(CV:森川智之)は、何もかもが正反対でありながら特別な絆で結ばれている。ある日、突如現れたヘビのゲイリー(CV:下野紘)をきっかけに、2人は再びバディを組んで潜入捜査を行い、ズートピアの過去に秘められた巨大な謎に挑んでいくストーリーだ。

2016年に公開された前作「ズートピア」(ディズニープラスで配信中)に引き続き、相棒ニックの声を担う森川とタッグを組むことが発表されるやいなや「キャスト続投で最高!」「ジュディの声がかわいい!」と、2人の息の合った掛け合いを待ち望んでいたファンが、映画公開前からSNSで盛り上がった。

また、11月に行われた大ヒット祈願イベントで、9年ぶりにジュディを演じることになったことについて聞かれた上戸は「前作から9年たちましたが、このストーリーの中ではニックとバディを組んでまだ1週間しかたってないので、9年のブランクを感じさせない声が出せるのか不安でいっぱいですが、ジュディの声を今回も担当させていただけることになりました」と、続編が決まったときの心境も振り返りつつ、ジュディとの“再会”の喜びも伝えていた。

年末は12月21日(日)に放送される「M-1グランプリ2025」(テレビ朝日系)のMCを務めることが決まっており、芝居以外のフィールドでも引っ張りだこの上戸。不惑の40歳を迎え、惑うことなく精力的に活動する上戸の未来は多彩な可能性を秘めている。

◆文=suzuki
上戸彩
上戸彩 / ※2024年ザテレビジョン撮影


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