中野量太監督が脚本・監督を務めた最新作は、作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに映画化した『兄を持ち運べるサイズに』。疎遠状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語が11月28日(金)より全国公開中です。(配給:カルチュア・パブリッシャーズ)
12月6日(土)には、公開を記念して、男性ブランコの浦井のりひろと、中野量太監督のトークイベントが立川シネマシティ シネマ・ツーで開催されました。

中野量太監督の5年ぶりの新作!
宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞・報知映画賞など多くの映画賞を席捲、二宮和也主演『浅田家!』では、国内の大ヒットのみならずフランスでも大ヒットを記録した中野量太監督の5年ぶりの新作。
主演を務めるのは、マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公の理子役の柴咲コウ。共演に、家族を振り回す原因となる、映画史上稀にみるダメな兄ちゃんを演じるオダギリジョー、兄と一時は夫婦でありながらもある理由で離婚した元嫁・加奈子を演じる満島ひかり、兄と加奈子の娘で両親離婚後は母と暮らす満里奈を演じる青山姫乃、二人のもう一人の子供で最後まで兄と暮らした息子・良一を演じる味元耀大。
実力はキャストがそろい、泣き笑い、時々怒った兄を送るためのてんてこまいの4日間を紡ぎます。
12月6日(土)には、公開を記念して、男性ブランコの浦井のりひろと、中野量太監督のトークイベントが立川シネマシティ シネマ・ツーで開催されました。
浦井「中野監督の作品はずっと大好きだった」

大きな拍手に迎えられながら登壇した男性ブランコの浦井のりひろと、中野量太監督。
妹・理子(柴咲コウ)たち家族が向き合う葬儀会社の担当・児島を演じた浦井は、オファーを受けた当時を振り返り、「監督の過去作『湯を沸かすほどの熱い愛』を映画館で観て感動して。その当時、ダイノジの大谷さんがこの映画に感動した芸人たちを集めてトークライブを開催していたんですが、その中に僕もいて、中野監督ともそのトークライブでご挨拶をしていたんです。ただ、監督は覚えてなかったみたいで……(笑)」と話し、「監督の作品はずっと大好きだったので、オファーをいただいた時は嬉しかったです」と語りました。
実は、浦井のキャスティングは監督の強い希望によるもの。監督は、「コントってほぼお芝居じゃないですか。浦井さんは芝居で人を惹きつけることができますし、僕は映画の中で馴染む人が好きなんです。昭和的な風貌もあって、浦井さんはこの作品に絶対に馴染むと思ったんです」と、浦井にオファーした理由を明かしました。