●売れ筋は「AirPods」や「水月雨」
ビックカメラ有楽町店で人気なのは、アップルの「AirPods」シリーズ、BOSEの「QuietComfort」、テクニクスの「EAH-AZ100」など。AirPodsはiPhoneとの接続性の良さが好評で、BOSEはノイズキャンセリング性能の高さが魅力です。
一方、e☆イヤホンではソニーの「WF-C510」「WF-C710N」「WF-1000XM5」、中国発ブランド「水月雨(MOONDROP)」が好調。中でも「Pillミュージックカプセル」「SPACE TRAVEL 2」といった5000円台のモデルが若年層に支持されています。
全体的には、1万円以下のエントリーモデルと3万円台のハイエンドモデルが人気。2万円台の中間層は少なく、はっきりとした二極化が進んでいます。
●映像配信サービスが生む没入の時代
利用シーンも変化しています。ビックカメラによると、「NetflixやAmazonプライムで映画やドラマを観たい」という理由でイヤホンを探す来店客が増えているそうです。「映画館のような迫力を味わいたい」「セリフをクリアに聞きたい」といった声も多く、低音や空間オーディオを重視する傾向が強まっています。
試聴の際に動画を流すケースもあり、音楽だけでなく映像体験を高めるツールとしてイヤホンを選ぶ人が増える傾向にあります。e☆イヤホンでも、音の立体感を体験できるブースが人気。映像と音が一体となる没入感を求めて来店する人が後を絶ちません。

