●「見せるイヤホン」がファッションに
イヤホンで「聴く」だけでなく「見せる」ものとして楽しむ。そんな新しい価値観が広がっています。
e☆イヤホンでは、音質や価格に加えてデザインやカラーを重視して選ぶ人が増えています。アクセサリー感覚で、その日の服や気分に合わせて使い分けるスタイルが定着しつつあります。
ビックカメラ有楽町店の担当者も、「イヤホンがコーディネートの一部になっています。黒や白に加えて、ベージュやブルーなど服に合わせて選ぶ方も多いです」とのこと。あえて有線イヤホンをアクセサリーとして首から下げる学生や、Y2Kブームを背景にレトロな大型ヘッドホン(Marshallなど)を身につける若者が増えているとのことです。
●シニア層では「聞こえ」を支えるツールに
若い世代がファッション感覚で楽しむ一方、シニア層の使い方も変わってきました。ビックカメラ有楽町店では、AirPodsなどを簡易的な集音機として使う人が増えているそうです。「補聴器を使うほどではないけれど、音をもう少し聞き取りやすくしたい」。そんな声に応えて、店内には集音機コーナーも設置されています。
通勤・通学でノイズキャンセリング、オンライン会議でマイク性能。利用シーンに合わせてイヤホンを使い分ける人が増えています。e☆イヤホンによると、「音楽用」「会議用」「外出用」と複数台を持つユーザーも少なくないそうです。暮らしのリズムに合わせてイヤホンを選ぶ。そんな自由な時代がやってきました。

