Photo:Sirabee編集部元横浜大洋ホエールズ選手の高木豊氏が6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。読売ジャイアンツ・岸田行倫のサードコンバートを提言した。
■岸田をサードで使いたい高木氏が来季ジャイアンツのスターティングメンバーを語った今回の動画。そのなかでキャッチャーの岸田行倫を「サードで使いたい」と語る。
その理由には「彼のバッティングは使えるし、外したくない、現状で言えばね。余裕があるんだったらキャッチャーに専念させるべきだけども、チームが危ないんだったら、アマチュアのときはサードでやってたから、俺は岸田を4番でも良いと思う」と、岸田の4番サード起用を提言した。
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■ファーストに入れる案もさらに高木氏は「ジャイアンツじゃ寂しいかも分からないけど、つなぎの4番でいい。だからそう考えると、岸田サードにコンバートっていうのもあるよね」と力説する。
日本ハム・郡司裕也やソフトバンク・近藤健介など捕手から野手に転向した選手は活躍していると指摘し、「岸田なんか、バッティング活かすんだったらサードやらせてもいいぐらいだよ。今、(サードで主砲の岡本和真がメジャー移籍で)危ない状態だから。キャッチャーもやらせながらだけども、やらせても面白いと思う」と提言。
また、「サードは…ってなるんだったら、リチャードをサードにしてファースト岸田にすればいい。柔軟に戦うしかないんだから。大黒柱が抜けてるし」と語っていた。
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■レギュラーを取り返した岸田岸田は2025年、甲斐拓也の入団でレギュラーから外されるものと思われたが、5月から出場機会を徐々に増やし、終盤は正捕手に復帰。87試合に出場し、打率.293、4本塁打、34打点の成績を残した。
来年巨人は岡本が抜けることが確実。サードには坂本勇人が起用されるものと見られるが、近年はシーズンフル出場が難しくなっている。
岸田をサードに入れることも1つの案だが、荒巻悠や2年目の石塚裕惺、中山礼都を戻すなど若い選手を我慢して使ったほうが長期的には良いのかもしれない。
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■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)