パテント・リザルトは、「電気機器業界」の特許を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「電気機器業界 特許資産規模ランキング2025」を発表しました。
調査は、2024年4月1日~2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計したものです。
電気機器業界で特許資産規模が大きいのはどの企業だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
(出典元:パテント・リザルト「【電気機器】特許資産規模ランキング2025」)
第2位:パナソニックホールディングス
第2位は、「パナソニックホールディングス」でした。パナソニックホールディングスは、大阪府門真市に本社を置く、1918年創業の持株企業です。6つの事業会社と、専門的な機能を担う会社および国内外の関係会社を統括。家電や住宅設備、製造・物流現場の機器やシステム、モビリティー・社会インフラを支える電池や電子部品など、さまざまな製品・ソリューションを提供しています。
パナソニックホールディングスの技術では、「通信中における通信端末の移動の自由度が高くなる無線通信装置」や「自動的に適切な偏波を選択して無線通信を行える端末」などが注目されているようです。
第1位:三菱電機
第1位は、「三菱電機」でした。三菱電機は、東京都千代田区に本社を置く三菱グループの総合電機メーカーで、1921年に設立されました。「たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献する」という企業理念を掲げ、「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点によるバランス経営を展開。データを集約・分析するとともに、「コンポーネント」「システム」「統合ソリューション」を進化させ、幅広く顧客に還元する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革を目指しています。
三菱電機の技術では、「熱変位量を高精度に補正可能な工作機械制御装置」や「車両の車輪の空転または滑走の有無を判別し、適切なブレーキ制御を行う空転滑走判別装置」などが注目されているようです。

