F2に参戦しているハイテックTGRは、2026年のドライバーとして宮田莉朋を起用することを発表した。
宮田選手は今季、スパのフィーチャーレースで2位表彰台を獲得し、26ポイント獲得でランキング16位でシーズンを終えた。来年はF2参戦3年目となるが、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の名が冠されたチームで戦うこととなった。
なお、今季のハイテックTGRはルーク・ブラウニング(ランキング4位)とディノ・ベガノビッチ(ランキング7位)を擁してチームランキング2位となっており、強豪チームの一角といって差し支えないだろう。
「2026年に、ハイテックに加入してFIA F2選手権を戦うことを大変うれしく思っています」
そう宮田は発表に際しコメントを寄せた。
「F2での最初の2シーズンは、マシン、タイヤ、サーキットに関する経験を積み、世界トップクラスの若手ドライバーたちと競い合いながらレース技術を磨く貴重な機会となりました」
「ハイテックはF2において最も競争力がありプロフェッショナルなチームの一つであることを証明しており、成長を続け、トップ争いに挑み、毎週末安定した結果を出すための完璧な環境だと確信しています」
「また、この道のりで支えてくださったモリゾウさん、TOYOTA GAZOO Racing、そして全ての方々に感謝しています。僕の目標は、さらなる成長を続け、表彰台と好成績を収め、このスポーツの最高峰を目指して突き進むことです」
チームマネージャーのクライブ・ハットンは、次のように付け加えた。
「2026年にリトモをチームに迎えることができ、大変嬉しく思う。彼はすでにF2で実力を発揮しており、日本でのチャンピオンシップ優勝の経歴も持ち合わせており、我々のエキサイティングな新ドライバーラインアップにさらなる深みをもたらしてくれるだろう」
「コルトン・ハータがインディカーから加入し、リトモが2度のF2での強力なキャンペーンを継続することで、この組み合わせは経験、適応力、そして大きな可能性を兼ね備えている」
「ハイテックはF2で非常に競争の激しい2シーズンを経験しており、この勢いを2026年も継続していく決意だ。リトモとコルトンの加入により、グリッド上で最もエキサイティングで実力のあるドライバーラインアップの一つが揃ったと確信している」
ハットンが言及したように、宮田のチームメイトはインディカーからF1を目指し、F2への電撃参戦を決めたハータだ。日本とアメリカでそれぞれのトップフォーミュラを経験し、確かな実績を残した豪華ドライバーラインアップと言えるが、共に目標はF1参戦。ふたりがどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。

