中2のころに絵柄が大きく変化
大きな変化がみられたのは、中学2年生のころに描かれたイラスト。これまでと絵のタッチが変わっただけでなく、顔のパーツやヘアスタイル、洋服のディテールまでが丁寧に描かれ、影も付いたことでキャラクターの存在感がぐんと増しています。
さらに中学3年生でも絵柄が少し変わります。当時を振り返り、「色んな絵師に影響を受けては絵柄が変わるの繰り返し」だったと語るすあまさん。いろいろと模索しながらも、最初の女の子のイメージからぶれずにこの2人を描き続けているところに、キャラクターへの愛を感じますね。
高校生になって絵の完成度も女の子たちもぐんと成長!
そして高校生になったすあまさんのイラストは、また一段とクオリティーが上がります。1年生の時点でポーズに動きが出て、線もだんだんとすっきりしてきました。
2年生になると、表情がより生き生きとしたものに。女の子それぞれの日常が気になってくるほど、キャラクターとしての魅力が強く出てきたのを感じます。
最後は現在。「やっと自分の絵柄というものにたどり着いた気がします」という言葉通り、絵に安定感があり、また、複雑で繊細な心の動きを表現した表情が見事です。どんどんと2人の魅力と個性が増した印象で、名も無いキャラクターから、物語のヒロインが生まれる瞬間を見たような成長記録に感動を覚えます。

