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『ばけばけ』ヘブン先生の特殊な「和装」で超有名な歴史偉人を思い出す人も? 「違和感はない」「今やオシャレ」

『ばけばけ』ヘブン先生の特殊な「和装」で超有名な歴史偉人を思い出す人も? 「違和感はない」「今やオシャレ」


『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)

【画像】え…っ! 「そっくりじゃん」「かっこいい」 コチラが来日1年目の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の実際の「羽織袴」姿です

小泉八雲も苦戦した?

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。

 第11週51話ではお正月を迎え、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の未来の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、羽織袴の姿を披露しました。彼はその恰好で「花田旅館」で行われる新年会にやってきます。

 しかし、ヘブンは草履が痛くてどうしても履けなかったそうで、足元は普段履いている革靴でした。花田旅館の女将「ツル(演:池谷のぶえ)」からは「妙」だと言われていましたが、SNSでは

「着物に靴は今はありだよね。袴にブーツはオシャレ」

「ビシッと和装決めても草履が痛いのは現代の日本人にもあるある。羽織袴にブーツかっこいいよ、ハイカラさんみたい」

「袴にブーツ。大正モダンの走りみたいな、かっこいいですよヘブン先生」

 と好評です。また、

「袴にブーツ?革靴?とか坂本龍馬式の装いじゃん」

「坂本龍馬だってブーツ履いてたし」

「着物に革靴、坂本龍馬スタイルと思えば違和感はない」

 と、着物姿でブーツをはいた写真が有名な偉人・坂本龍馬のスタイリングを連想した視聴者の声も多数出ていました。

 今回のヘブンの袴姿は、小泉八雲記念館の公式サイトなどで見られる、1891(明治24)年に初めての日本の正月を松江で迎えた際のラフカディオ・ハーンの写真の和装を忠実に再現しています。

 また、『松江に於ける八雲の私生活』(著:桑原洋次郎)という書籍を見ると、ツルのモデルである冨田旅館の女将・ツネによる

「先生(ハーン)は明治二十四年の正月は私方にてお迎えに…新調の紋付、羽織、嘉平次の袴、白足袋、日より下駄と云う出立ちで人力車で巡廻するというのでありました」

「先生が歩こうとて一足あげられると下駄が抜け落ちて始末がわるく、結極一間(約1.82m)もよう歩けませんので…やむを得ず靴ばきで出られました」

 という証言も載っていました。やはり、来日1年目でいきなり下駄や草履で歩くのは難しかったようです。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

配信元: マグミクス

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