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「オランダ代表への警告だ」怪我から復帰の日本代表アタッカーも今季初ゴールで存在感!「何かが起こるかもしれない。W杯への希望は捨てない」【現地発】

「オランダ代表への警告だ」怪我から復帰の日本代表アタッカーも今季初ゴールで存在感!「何かが起こるかもしれない。W杯への希望は捨てない」【現地発】


 12月5日のワールドカップ組分け抽選会の結果、日本は来年6月14日、アメリカ・ダラスでオランダと対戦することになった。そして6日には上田綺世(フェイエノールト)が4ゴール、翌7日には塩貝健人(NEC)と三戸舜介(スパルタ)がゴールを決め、「今週のオランダサッカー界はまさに『日本週間』。第15節の29ゴール中、日本人選手たちが20%を超すゴールを決めました。これはまさにオランダ代表に対する警告です」と現地のサッカー番組に言わしめた。

 怪我により3か月、戦線から離脱した三戸にとっては待望の今季初ゴールだった。NAC戦の26分、味方のスルーパスから抜け出した三戸は、相手DFを切り替えしでかわすと、GKのポジションと構えを確認してから、冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。後半、防戦一方に回ったスパルタだったが、スパルタは全員、身体を張った守備で凌ぎ、1対0で逃げ切った。

「今日が復帰4戦目。結果を出したい気持ちがあり、ここ2試合、得点するチャンスはかなりあったんですが、決め切れなかった。チームメイトは『得点のチャンスがあるのは良いこと。次だ、次!』と言ってくれました。だから今日、ゴールを決めることができて良かった。これが気持ちの面。ゴールシーンを振り返ると、最初はトラップして打とうかなと思ったんですけれど、相手DFの勢いを見て、『滑ってきそうだから、切り替えしたらフリーになる』と思いました。あとは落ち着いて決めるだけでした」
 
 徐々に出場時間を伸ばしていき、NAC戦では89分間もプレーした。NEC戦でのバイタルエリアからの力のこもったシュート、狭いスペースでのドリブルから放ったシュート、そしてNAC戦でのスピード、視野、テクニックが合わさったゴール。三戸のコンディションとプレーのフィーリングは完全に戻ったようだ。

 三戸が膝を痛めたのは第2節、8月17日のユトレヒト戦。序盤から軽やかな動きを見せいていた三戸が右のポケットを突こうとしたとき、トラップが大きくなりDFと交錯して倒された。痛そうな顔をしながら、三戸はプレーを続行したが、21分、自陣左サイドライン際でパスを出したあと、自ら交代を要求。そのとき、彼は手でピッチを叩きながら悔しがっていた。

「相手とぶつかった瞬間なのか、地面に落ちた瞬間なのか、分かりませんが、そこで膝を痛めました。それからプレーを一度、続けました。膝の負傷は初めてだったので、どういうものか分からず打撲だと思いました。最初は痛かったんですが、冷やしたら痛みが抜けていったので行けると思ったんですが、力が入らないし痛かった。最後にボールを蹴った瞬間、『ダメだ』と思った」
 手術を必要とする怪我ではなかったが、痛みがあったので日本のJISS(国立スポーツ科学センター)で3週間リハビリした。

「自分としては今シーズン前に日本代表に入り、そこでちょっと自信が付いた部分もあった(注:三戸はインドネシア戦で鎌田大地のゴールをアシスト)。『ここからだ』というときに怪我してしまったので、やっぱり悔しいなという思いがありましたが、怪我をしたことで気持ちの整理ができたというか、リラックスできました。チームのことも俯瞰して客観的によく見ることができました。焦りは無かったというか『ここからやればいい』という気持ちでした』

――「リラックスできた」というのはちょっと意外でした。もっとピリピリしていたのかなと想像してました。

「日本に帰ったのは、日本語でリハビリしたかったというのもありますが、『ちょっと思い詰めていたところがあったのかな』と感じたこともあり、一旦、日本に帰ってマインドセットしたというところもありました」

――JISSに集まる、異なる競技の選手たちとの交流が励みになると聞いたことがあります。それも良かったのでは?

「はい。JISSには世界で戦っている方や、日本代表・日本代表候補の選手たちが来る施設です。そこで自分と同じようにリハビリするさまざまな競技のアスリートたちと話をして、面白かったし楽しかった。1日のサイクルも競技によって違ったり」
 
――サッカー選手とはまったく違うものですか?

「やっぱり全然違いますね。例えばスキーの選手と『雪上トレーニングのできない夏は、こういうことをしている』といった話など、知らないことばかりを聞いて、『そうなんだ、そうなんだ』と。知らないことが多すぎたので、すごい楽しかったですね」

――アスリートの方からしても、オランダでプレーしているサッカー選手と会って話を聞く機会なんてそうはないでしょうからね。

「相手の方からしても貴重...か、どうだったか分かりませんけれど(笑)、自分は関わることができたと思ってましたし、すごく良い時間でした。怪我をしなければ無かったことですし、自分はプラスにとらえてます。だから、ずっと苦しかったというわけでもありませんでした」

――人として良かったと。

「そうですね。いろいろと勉強できました」
 三戸の話を伺っているうちに、“この流れは1年前と似ているぞ”と私は感じていた。

 2024年のパリ五輪で日本代表として活躍した三戸だったが、スパルタに戻ってくると調子が戻らず第2節から交代要員になった。それでも練習での強度向上が認められ、第16節のNEC戦で久々のスタメン復帰。それが昨年12月15日のことだった。

 以降、三戸はスパルタの主力アタッカーとして後半戦を一気に駆け抜けて、6月には日本代表デビューマッチで好プレーを披露した――。

 そんな話をしてから、三戸に「昨季の経験が大きかったのでは? 今季は序盤、戦線離脱しましたが、『今回もやれるぞ』という思いがあるのでは?」と訊いた。

「そうですね。リーグ戦は今年2試合、カップ戦が1試合あります。そこから25-26シーズンの後半戦もしっかりやれば、どうですかね。何かが起こるかもしれない。ワールドカップの希望は捨てずに頑張りたい」
 
――3季目(正確には2.5季目)ということで総仕上げのつもりで挑んだシーズンだったはず。何か夏に繋がるようなものを残したいですね

「オランダに来て2年経つ(三戸のスパルタ加入は24年1月)。今シーズンはやっぱり結果を残したいです。昨日は上田綺世くんが4得点しましたし。凄かった」

――上田選手も、現在、シント=トロイデンでブレイクしている山本理仁選手も、3季目にして花開きました。

「そういう選手たちのことも参考になるなと頭の片隅に置きたい。自分は結果が出てないからといって、気持ちが落ちこむことはない。うまく自分のことを掻き立てることができます」

 斉藤光毅(元スパルタ。現QPR)に続く、モウリス・スタイン監督のお気に入り。三戸への守備での要求は大きいが、攻撃面では個のストロングポイントを尊重してくれる指揮官だ。“何かを起こす”ために、三戸には今季、その俊足、機敏さ、技術を惜しみなく出し切ってほしい。

取材・文●中田 徹
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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