サッカーW杯の組み合わせが決まったばかりなのに、水面下では早くも「ポスト森保」に向けて動き出していた。
日本代表監督として初のW杯またぎとなり、8年間も采配をふるってきた森保一監督は、
「いつでも後任の方にお譲りする気持ちはある。いつもこれが最後の試合と思っています」
来年のW杯後には勇退が既定路線となっている。
サッカー日本代表監督選考は技術委員長がリストアップして、宮本恒靖会長が最終的に承認する流れになっている。ではポスト森保の一番手は誰か。古参のサッカー担当記者が耳打ちする。
「これが今も代表コーチとしてスタッフに入っている、長谷部(誠)なんです」
長谷部コーチは現在、現役時代から所属するドイツ1部フランクフルトで、2軍コーチとしてのキャリアを持つ。昨年8月には、日本代表コーチにも就任した。
「このオファーは森保監督による『一本釣り』です。第2次森保ジャパンがスタートした時から『ずっと狙っていました』と話しています」(前出・サッカー担当記者)
長谷部コーチが日本代表監督になるためには国内の監督ライセンスが不可欠になるが、
「日本サッカー協会(JFA)が発行する監督ライセンスの取得に向けて、本人が動いている」(サッカー協会関係者)
さらに、ここにきて急浮上している人物がいる。サッカーJ1で鹿島アントラーズを9年ぶりの優勝に導いた、鬼木達(とおる)監督だ。川崎だけでなく、古巣の鹿島でも優勝。J1史上初の2クラブ制覇監督となった。
鹿島の中田浩二フットボールダイレクターは「代えるつもりはない」と来季の続投を断言している。
来季のJ1は9月開幕の秋春制スタートに備えた、昇降格のない変則リーグ(2月7日開幕)を行い、6月に閉幕する。
「代表の新チームスタートは、来年9月から。JFAが勝てる日本人監督としてリストアップする可能性は十分あると思います」(サッカーライター)
では最終的に決断する宮本会長の意向はどうなのか。前出のサッカー協会関係者は、
「彼の頭の中に、次は外国人監督という構想があります。ただ、宮本会長に外国人監督を招聘するルートや信頼関係はまだない。人気や実力のある外国人監督はいち早く手を打たないと、あとの祭り。ハズレの監督しか来ません」
鬼木監督続投に向けての契約更新はこれからだが、その動向はことさら注視されるのである。
(小田龍司)

