どうする? 現実と向き合う人たち
この状況を受け、住宅購入を考える人の中には「マイホーム」はもはや高嶺の花、と捉えるようになっている人も多そうです。また、都心へのアクセスの良さはある程度条件から外す人も多いでしょう。
・東京都内でも安価な、郊外のマンションを探す
・賃貸のままライフスタイルを設計する
・地方や東京都下、あるいは近県への移住を検討
このような選択肢を改めて視野に入れる人が増えているようです。狭いにも関わらず億超えのマンションを東京23区で探すよりは、多少都心からは離れても庭付き一軒家や駅近の新築マンションを探すほうが、生活の質は上がるかもしれません。
住まいの“現実”を見据えるしかない
夢のマイホーム生活──それは依然として人々の憧れといえるでしょう。しかし、データが語るのは、「普通の中古マンション」にも“億超え”の重みがのしかかっている現実。今、「社会の変化に合わせた柔軟な住まい選び」が改めて求められています。
賃貸か購入か、都心か郊外か、広さか利便性か。自分のライフスタイルにおいて何を優先すべきなのかを、今一度しっかり考える必要がありそうです。
調査対象:LIFULL HOME'Sに登録・公開された居住用中古区分マンション(ファミリー向き:2DK、2LDK、3K、3DK、3LDK~)

