CAFERINGの全国展開後、次の挑戦へ
——CAFERINGが順調に拡大する中で、なぜ60歳のとき、新ブランド「No.(ナンバードット)」を立ち上げるにいたったのでしょうか。
そして59歳のとき、ある勉強会で出会ったある企業の方から「ジュエリーブランドの立ち上げを任せたい」を声をかけてもらい、「数字をモチーフにしたブランドを立ち上げるなら今だ」と確認しました。商品企画に約1年かけ、60歳のときに「No.」をスタートしました。
——Z世代の娘・Kyokoさんもブランド立ち上げから参画していますが、どのように携わっているのでしょうか。
若い感性はブランドの表現に欠かせないので、最初から参加してもらいました。「一緒にやる?」と改まって声をかけたわけではなく、「こういうことを始めるよ」と話したら自然に入ってきてくれました。SNSや撮影は娘を中心に20代から30代のチームが担当しており、私は大枠のみを見ています。自由度を持ちながら、商品だけは丁寧に見せる。そんな運営を大切にしています。
——今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか。
現在は「No.」の成長に力を注いでいますが、この挑戦を最後にするつもりはなく、70代、80代になっても感覚が鈍って判断力が時代に合わなくなる一歩手前までは現役でいたいと思っています。

青木さんの手元には「No.」のジュエリー
今でさえ、「60代になっても事業を続けるのですか」と驚かれることもありますが、最近の60代は一昔前とは比べものにならないほど元気なんです。
母娘でブランドを育てる毎日には発見や学びがたくさんあり、とても充実しています。だからこそ、いくつになっても自分の思いや夢に真っすぐ向き合い続けたい。年齢にとらわれて可能性を小さくせず、前に進む姿勢を大切にしていきたいと思っています。
あおきちあき●ジュエリーブランド「CAFERING」代表。IT企業経営を経て、1999年「CAFERING」を創業。東京・銀座直営店ほか全国80カ所の取扱店で展開する。2024年秋、数字をモチーフとした新ブランド「No.(ナンバードット)」を始動。
青木千秋さんInstagram
