
アマンダ・セイフライドが主演を務める映画「アン・リー/はじまりの物語」(原題:The Testament of Ann Lee)が、2026年初夏に公開される。また、第83回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)にアマンダ・セイフライドがノミネートされた。
■日本や世界に影響を与え続ける女性、アン・リーの物語
18世紀という時代に、性差や人種を超えた人間の平等を唱え、自らをキリストの女性的化身と信じ、その信念のもとアメリカに渡り、数々の受難にも耐えながら”シェーカー教団”と呼ばれるユートピアを築いた女性、アン・リー。その精神的な影響のみならず、信仰から生まれたシンプルで美しいライフスタイルは”シェーカーズスタイル”と呼ばれ、今も日本や世界で大きな影響を与え続けている。
時代の先駆者とも言えるアン・リーの人生に魅了され、その物語を再現すべく、アカデミー賞に輝いた映画「ブルータリスト」のチームが再結集。監督は「ブルータリスト」で脚本を担当し、本作でもパートナーのブラディ・コーベットとともに共同脚本・製作も兼ねる、モナ・ファストヴォールド氏。音楽をアカデミー賞受賞のダニエル・ブルームバーグ氏が担当し、セリア・ローソン=ホール氏が振り付けを手掛け、100%フィルム撮影により映像化する。
そして主人公アン・リーを演じるのは、「マンマ・ミーア!」「レ・ミゼラブル」に出演し、「Mank/マンク」ではアカデミー賞にノミネートを果たしたアマンダ・セイフライド。
伝説の女性の優しさ、思いやり、強さ、その狂気までを熱演し、共演のルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジー、クリストファー・アボットら俳優陣と共に、ダンスと歌唱によるミュージカルシーンを披露する。
■ストーリー
18世紀のイギリス。主人公のアン・リーは、貧しい鍛治職人の家に生まれ、信仰心の厚い女性として育つ。
4人の子供を授かるも、すべてを幼くして失うという悲痛な体験の中、自らが“キリストの女性の姿の生まれ変わり”であるという確信的な啓示を得る。アンの性別、人種の平等を説く生き方は多くの人々を惹きつけていくが、反感や警戒を感じる勢力から苛烈な迫害を受けていく。
わずか8人の信徒とともにアメリカに渡り、性別、人種の平等信仰をもとにした理想の生活を実現するユートピアを求めるのだったが、そこでも大いなる困難が待ち構えていた。

