
ブラッドリー・クーパー監督作「これって生きてる?(原題:IS THIS THING ON?)」の日本での公開が2026年春に決定。公開に先立ち、日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。
■新たな人生を切り拓く、大人への応援歌
本作は、俳優のみならず監督としても活動するブラッドリー・クーパーが手がける最新作。アカデミー賞作品賞ノミネート作「アリー/スター誕生」(2018年)、「マエストロ:その音楽と愛と」(2023年)に続く、監督3作目となる。友人の実話を題材に、繊細でエモーショナルかつ、クーパーの演出力が発揮された作品となっている。
2人の子どもに恵まれ、順調なはずだった夫婦のアレックスとテス。しかし中年にさしかかり、置き去りにしてきたそれぞれの夢のために、結婚生活は終わりを迎える。失意の中、ニューヨークの街でふと足を運んだコメディークラブで偶然舞台に立つアレックス。夫婦の赤裸々な関係を“笑い”に変えながら、新しい生きがいを見つけていく。
離婚危機の中で、スタンダップコメディーの世界に飛び込み、新しい人生を切り拓いていく主人公・アレックスを演じたのは、俳優ウィル・アーネット。エミー賞に4度ノミネートされた名優が、自ら生の舞台に立ち、本物の緊張感とカタルシスを体現した。
さらに、「マリッジ・ストーリー」(2019年)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したローラ・ダーン、「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」(2021年)でゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したアンドラ・デイらも出演。監督のクーパーも、アレックスの友人役で出演する。
■中年男性の新たな人生の幕開けとなる、場面写真が公開
公開された場面写真では、コメディークラブの舞台に立つ、緊張した面持ちのアレックスの姿やコメディークラブの友人ボールズ(クーパー)、クリスティーン(デイ)とパーティを楽しむ姿がとらえられている。また、夫婦の笑顔がとらえられたポスタービジュアルとは対照的に、深刻な表情でテスと向き合うアレックスの姿も。
クーパー監督3作目となる本作は、リアルなニューヨークを舞台に悩める大人たちに愛する勇気を伝える、大人への新時代の応援歌となっている。


