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「シャックに俺を加えたらどうなるか、という話だ」“コビー軽視”で炎上のマッグレディが真意を説明「俺は彼の最大の支持者」<DUNKSHOOT>

「シャックに俺を加えたらどうなるか、という話だ」“コビー軽視”で炎上のマッグレディが真意を説明「俺は彼の最大の支持者」<DUNKSHOOT>

元NBA選手のトレイシー・マッグレディは、現役時代に得点王を2回獲得するなど超絶スコアラーとしてリーグの歴史に名を刻み、殿堂入りも果たしている。

 そんなレジェンドは今年6月、現役時代にしのぎを削った殿堂入り選手コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)について言及して炎上したが、その真意について語った。

 1997年のドラフトでトロント・ラプターズから全体9位指名を受けてNBA入りしたマッグレディ。ラプターズでの3年間は主軸と言える存在ではなく、完全にレギュラーに定着したのは、オーランド・マジックに移籍した2000-01シーズンだった。

 プロ4年目の同シーズンにリーグ7位の平均26.8点、7.5リバウンド、4.6アシスト、1.5スティール、1.5ブロックで最も成長した選手に贈られるMIP賞に輝いたほか、オールスター出場、オールNBA2ndチームにも選出された。

 02-03シーズンには平均32.1点、翌03-04シーズンも平均28.0点と2年連続で得点王を獲得。2004年7月にはヒューストン・ロケッツへトレード移籍すると、同年12月のサンアントニオ・スパーズ戦では“33秒で13得点”をあげるなど、名場面を作った。
  前述の02-03シーズンにはコビーと熾烈な得点王争いを繰り広げるなど、スコアラーとして火花を散らした。リーグ優勝5回のコビーに対し、マッグレディは0回と差をつけられたが、ライバル期間があったのは間違いないだろう。

 そんなマッグレディは今年6月に『ESPN』の番組『First Take』に出演した際、「このリーグには優勝に値する選手が多すぎる。コビー・ブライアントの代わりに俺がシャキール・オニール(シャック)と一緒にプレーしていたら、俺も優勝できていたんじゃないか?」と発言。これが、コビーへのリクペクトに欠けると波紋を呼んだ。

 そのなかで、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズ)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』に登場。マッグレディはコビーを侮辱する意図はなかったと断言しつつ、自身の発言を改めて強調した。

「俺がNBAでトップ5選手と評価されていたごくわずかな時期のことだ。そして、当時のシャックがどんな選手だったかを基準に考えて見て欲しい。シャックに俺を加えたらどうなるか、という話だ。コビーへの侮辱じゃない。全くもって違う。彼は偉大な歴代トップ5の1人だ」
  さらに、自身の発言を裏付ける出来事として、殿堂入り選手のドゥエイン・ウェイドがマイアミ・ヒートでシャックとコンビを組んでリーグタイトルを手にしたことを例に挙げた。

「リングカルチャーに関する会話に基づいて、バスケットボール界で最も支配的であるシャックのような選手とプレーする自分の姿を思い浮かべると、ビッグ・フェラ(シャック)と一緒に優勝リングを勝ち獲っていただろう。

そう断言する理由は、2000年代初頭のオールNBAチームのリストを見て欲しい。コビーと肩を並べる選手は誰だ? 俺は1stチームにいたんだ。俺は自分がコビーだなんて言ってない。シャックとプレーして優勝するのに、コビーである必要はないということだ。D・ウェイドがそれを証明したんだ」
  マッグレディはそう説いた上で、改めてコビーの偉大さにも触れている。

「俺が本当に言いたいことはこうだ。コビーに取って代わる者なんていない。俺は彼の最大の支持者の1人だ。俺は、ブラザーであるコビーを軽視したわけではない。俺にとって彼は史上最高の選手の1人であり、俺の中では歴代トップ5に入っている」

 現役時代に対決経験を持つからこそ、マッグレディは最後までコビーへのリスペクトを忘れなかった。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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