●デジタル賽銭とは?
まず、デジタル賽銭について理解を深めましょう。デジタル賽銭とは、神社や仏閣でお賽銭を納める際に、スマートフォン(スマホ)のコードや電子決済サービス、クレジットカードなどを使ってデジタルで寄付を行う仕組みのことです。
神社や仏閣でもキャッシュレス技術を採用し、参拝者が手軽にお賽銭を納められるよう工夫しています。ここでは、デジタル賽銭のメリット・デメリット、実際にデジタル賽銭をする際の流れについて解説します。
デジタル賽銭のメリット
デジタル賽銭のメリットは、次の三つです。
・お賽銭を納める際に現金を持ち歩く必要がない
・決済ツール(スマホやクレジットカードなど)があれば手軽にお賽銭ができる
・決済ツールがあれば、海外からの観光客でもお賽銭を納められる
キャッシュレス化が進み、「現金をあまり持ち歩かない」という人も増えています。その点、デジタル賽銭では、対応した決済ツールさえあれば、現金不要でお賽銭を納められるでしょう。
デジタル賽銭のデメリット
デジタル賽銭のデメリットは、次の2点です。
・スマホや電子決済に慣れていない場合には、利用が難しい場合もある
・スマホの故障や電池切れ、ネットワーク障害などが生じると利用できない場合がある
一見すると便利なデジタル賽銭ですが、スマホ操作に慣れていない人には、従来通り、現金でのお賽銭の方が向いているかもしれません。また、故障や電池切れ、ネットワーク障害など、予期せぬ事態が発生した場合にはデジタル賽銭を行えない可能性があります。
●デジタル賽銭をする流れ
実際にデジタル賽銭を行う流れを紹介します。なお、具体的な流れは、採用している決済ツールなどによって異なるため参拝時に確認するようにしてください。
(1)参拝予定の神社がデジタル賽銭を導入しているか、事前に確認しておく
(2)スマホに電子決済アプリをインストールしておく
(3)境内にあるコードをスマホで読み取る
(4)スマホに決済画面が表示される
(5)納めるお賽銭の金額を入力する
(6)金額を確認して、送金/支払うボタンを押し決済を完了する
デジタル賽銭後は、通常の参拝と同じように手を合わせてお参りしましょう。

