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『じゃあ、あんたが作ってみろよ』はなぜ国民的ドラマになったのか…原作者・谷口菜津子が語っていたキャラクターの成り立ち、作品に込めた想い

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』はなぜ国民的ドラマになったのか…原作者・谷口菜津子が語っていたキャラクターの成り立ち、作品に込めた想い

最終回はどうなる? 勝男と鮎美の決断は…

多くのジェンダー作品が“正しさ”を語りがちなのに対し、本作は徹底して“生活”を描く。料理、洗い物、買い物、友人、家族、仕事、恋愛……。

“生活が変われば、価値観は変わる”。その視点が常に中心にある。だから視聴者は、勝男と一緒に変化の過程を歩けた。ジェンダー論争の時代に、視聴者の理解を笑いとともに自然に一歩進めた。その稀有さこそ、この作品が国民的ドラマになった最大の理由だろう。

最終回では、いったいどんな答えが描かれるのか。谷口氏のこの言葉は、作品全体に通るテーマそのもののように思える。

「別に立派なことはしなくてもいいから、周囲の影響を受けながら、何をしているときが楽しいのかを探していく。人生、なんでもやってみるといいと思うんです。」

勝男と鮎美が、どんな“自分の答え”を選ぶのか。その瞬間を、いよいよ視聴者は見届けることになる。

取材・文/集英社オンライン編集部

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