マクラーレンのランド・ノリスが2025年のF1チャンピオンに輝いたことを受けて、彼の地元では歩行者用道路の名前が「ランド・レーン」に改名された。
イギリスのブリストル生まれであるノリスは、隣のサマセット州ストリートのミルフィールド・スクールで教育を受けてきた。
そんなノリスがF1王者に輝いたことで、彼の通っていた学校と同じ地域にあるアウトレットモール”クラークス・ビレッジ”の歩行者用道路の名前が「ランド・レーン」に改名され、新たな標識が設置された。
クラークス・ビレッジのセンターディレクターを務めるクリス・デイビスは、この道路名の変更について次のように述べた。
「ランドは地元の英雄であり、彼が世界チャンピオンに輝いたことを心から喜んでいる」
「彼は幼少期をここサマセットで過ごし、その時期にカートを始めた。それが最終的に彼を世界最高のF1ドライバーへと導いたんだ」
「この通りを『ランド・レーン』と改名することは、この地域で愛されている彼の素晴らしい功績を称える、私たちなりの方法だ」
ノリスの戴冠を受けて故郷での興奮も高まる中、教師のひとりであるビショップ氏は、ノリスの学校生活での様子を次のように振り返っている。
「彼は本当に、本当に素敵な少年であり、とても社交的で、非常に礼儀正しかった。ユーモアのセンスも良く、ただ仲間の一人として過ごすことを楽しんでいた」
「彼には当時からすでに多くのプレッシャーがかかっていた。学校の勉強とレースのスケジュールを両立させようとしていたからだ。だからこそ、学校という環境に参加できていたことは彼にとって良いことだったと思う」
「彼は入学初年度にカートの世界チャンピオンとなり、その後F4、F3へと進んだ。週末の多くは遠征に費やすことになり、追いつくためにたくさんのやるべきことがあった。我々が手助けしようとしていたのは、そういった状況にうまく対処できるようにという点だった」
「才能があることは誰の目にも明らかだった。彼は各レースで素晴らしい成績を残していたし、カートの世界選手権で勝つというのは本当に大きな出来事だった」
「レースから戻ってきた時、悪い結果だとそれとなく察することもあった。集中し、考えこんで分析していたからだ。そういった点は彼が個人として持っていた強みのひとつであり、彼がキャリアの頂点へ到達する助けとなったと思う。つまり、分析し自己を省みて改善点を探す力だ」
「彼は常に細かなことにも目を配って、絶えず経験から学び続けていた。彼は学校のスケジュールとレースのスケジュールをうまく管理できており、休みの時間はほとんどなかった。そういったことには相応の成熟が必要だが、彼はその点でしっかりと地に足をつけていた」

