テレビにまつわる考察や、時には辛口な批評が視聴者の支持を得ている元放送作家・長谷川良品氏が率直な評価を下したのは、元TOKIOの松岡昌宏と城島茂の言動だ。
松岡は先般、週刊誌で日本テレビへの不信感をあらわにする「告発」を行った。国分太一の「ザ!鉄腕!DASH!!」降板スキャンダルに端を発したものだが、YouTubeチャンネル〈長谷川良品「テレビ悲報ch」〉で長谷川氏は、松岡の告発を次のように論じている。
「感謝を述べつつも、基本的には日テレに対する憤りの声になっていました。何より番組に出演を続ける現役のタレントさんが、そうした批判めいた発言をすることは前代未聞といえます。番組降板というより、刺し違える覚悟さえ感じました」
日本テレビの福田博之社長は12月1日の定例記者会見で、
「(松岡と城島の)おふたりには引き続き、番組(鉄腕DASH)に出演していただきます」
と語ったことにも松岡は不信感を抱いたようだが、長谷川氏の見方はこうだ。
「松岡氏は『もちろんありがたい話ではなりますが』としながらも『そもそも出るか出ないかについて、我々の意思は日本テレビさん側には関係ないのか』とそんなふうに発言され、疑問を持たれているようでした」
加えて松岡は「鉄腕DASH」のロケでケガをして病院に運ばれたことも明かしており、これこそコンプライアンス違反ではなかったかと批判。長谷川氏は日本テレビへの出禁、さらに他局も同様の対応に出る可能性もあるとしながら、
「TOKIOの元リーダー・城島茂さんも12月5日配信の『週刊女性PRIME』の取材に答えられていましたが、こちらは穏健な内容になっていました。今後も『鉄腕DASH』への出演をはじめ、芸能活動を続けていくと語り、再び国分さんと一緒に活動する可能性はあるのかと記者から問われると『それはまだわかりません』とコメントされていました。これが本来の芸能人の正しいスタンスですよね。ただし、個人的にどちらが好きなのかと問われたら、男気というような陳腐な言葉で消費を促す(松岡を買いたい、推す)気はありませんが、それでも『松岡さん』と答えます」
「男気」の松岡がテレビから消えてしまう…なんてことがあるのだろうか。
(所ひで/ユーチューブライター)

