元日本代表の中澤佑二氏、坪井慶介氏、柿谷曜一朗氏が、フジテレビ系列の「激論!日本代表ベスト8への道~歴代監督×森保JAPANが語る勝利へのリアル~」に出演。長友佑都の必要性について語り合った。
2010年の南アフリカワールドカップ(W杯)以降、4大会連続W杯出場を達成している長友は、前回のカタールW杯に出て以降、しばらくは森保一監督が指揮を執る日本代表から招集されなかった。その後、24年3月に復帰すると、コンスタントに森保ジャパンに招集されている。
ただ試合への出場機会は極めて限られており、ベンチ外の試合も多い。選手たちからは、その必要性を主張する声も上がっているものの、主軸選手とはいいがたい状況だ。そんな39歳を、来年の北中米W杯で日本代表に招集すべきなのだろうか。中澤氏と坪井氏、柿谷氏が討論した。
まず坪井氏は「すごく難しい」としつつ「僕は必要だと思っています」とコメント。ただ「ずっと勝ち上がっていくとイメージしたら、そこに1枠を使うのはどうなの、という問題もあります」と“条件付き”だ。
一方、柿谷氏は「僕は絶対入れると思う。ここまで来たのは長友選手がいたからと、森保さんも思っているはずです」と主張する。これに対して中澤氏は「優勝を目ざすなら、僕はいらないと思います」とし、こう続ける。
「なぜかというと、優勝までの道筋を考えなきゃいけない。(出場国数が増えるため)試合数も増えてくる。ということは、選手も数多く使わないといけないので、その1枠にベテランを、ベテランという枠だけで置くのはどうかなと思う。ベスト16とか、8だったら長友は必要。でも優勝となると、今回は試合数が増える」
そして、23-24シーズンまで現役を続けて41歳で日本代表のコーチを務めている長谷部誠氏が、長友の役割を果たせるという見解を示した。
ただ柿谷氏は“論破”されなかったようで、「(負傷離脱中の)誰が帰ってきても長友選手は必要だと思う」と訴えた。
はたして長友のW杯5大会連続出場はなるのだろうか。森保監督の決断に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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