『WORLD TAG LEAGUE 2025』飯塚市総合体育館(2025年12月9日)
Bブロック公式戦 ○高橋ヒロム&デビッド・フィンレーvsグレート-O-カーン&カラム・ニューマン×
ヒロムがフィンレーを「コントロール」してWAR DOGS&無所属コンビが最終公式戦で3勝目。敗れたオーカーン&ニューマンは脱落が決まった。
フィンレー&ヒロムがWAR DOGS&無所属タッグを結成し、WTLに臨んだものの、ここまで2勝4敗・勝ち点4。最終公式戦を待たずして脱落が確定してしまった。この日、最後の相手は勝ち点8で首位タイのオーカーン&ニューマン。UNITED EMPIREコンビは勝利すればブロック突破を確定できる状況だった。
これまでフィンレーによって人間爆弾攻撃の武器として活用されてきたヒロム。入場時、フィンレーに向かって「アイ・コントロール」と繰り返して試合に臨んだ。
オーカーン&ニューマンの奇襲で幕開け。オーカーンがフィンレーにモンゴリアンチョップを連発したが、フィンレーはセントーンや河津落としで反撃。ヒロムとのダブルバックエルボーを叩き込んだが、ニューマンが二人を場外に引きずりおろして追撃させず。帝国軍は場外戦で逆転し、ヒロムをリングに戻して集中砲火を浴びせた。
劣勢が続いたヒロムだったが、掟破りの逆モンゴリアンチョップ、ドラゴンスクリューでオーカーンに反撃して打開。フィンレーがコーナーに追い込んでのショートレンジラリアット、ブレーンバスターホイップで巻き返す。オーカーンがモンゴリアンチョップを連発しても、アイリッシュカースバックブリーカーで返り討ち。パワーボム狙いはオーカーンがアイアンクローで切り返し、串刺しラリアット、一本背負いで逆襲。二段式フロントハイキックを見舞った。
ニューマンは挑発するようなステップキックやヒザ蹴りを連発。エルボー合戦も連打で押し込んだが、ハイキックが空を切ると、フィンレーがワンハンドバックブリーカーで逆襲。タッチを受けたヒロムはフライングボディアタックで二人をなで斬りにし、フィンレーをオーカーン、ニューマンめがけて次々に投げつける。場外でもヒロムに投げつけられたフィンレーがフライングボディアタックでオーカーン、ニューマンを次々になぎ倒した。
リングに戻ってもヒロムは低空ドロップキックでニューマンに追撃。ニューマンがスピードを駆使して翻ろうにかかってもコルバタで返り討ち。TIME BOMB1.5で豪快に叩きつける。ならばとニューマンがトラースキックで反撃し、フィンレーが飛び込んでもジャンピングニーで撃退。次の瞬間、ヒロムがヒロムちゃんボンバーを叩き込んでダブルダウンとなった。
ヒロムは雪崩式TIME BOMBの構え。オーカーンが背後から迫り、逆さ吊りにしても、ヒロムは腹筋で起き上がって雪崩式フロントスープレックスでニューマンをオーカーンに投げつける。フィンレーがヒロムにパワーボム状態で場外の二人に投げつけようとしたが、ヒロムがコルバタで切り返すと、フィンレーはトペ状態でオーカーンとニューマンに突っ込む。ヒロムは詰め寄るフィンレーの首根っこをつかんで場外に投げつけ、フィンレーはトペコンヒーロを発射する形となった。ニューマンもハイキックで反撃するものの、フィンレーがオーバーキルで鎮圧。すかさずヒロムがTIME BOMB Qを爆発させて3カウントを奪った。
ヒロムが宣言通りにフィンレーをコントロールしたうえでオーカーン&ニューマンを撃破。3勝目を挙げ、勝ち点6で公式戦全日程を終えた。一方、3敗目を喫したオーカーン&ニューマンは勝ち点8止まり。最終的にIce&OSKAR、海野&上村、ザック&大岩と首位タイとなったものの、4チーム間の直接対決が1勝2敗で決勝トーナメント進出はならなかった。
