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角田裕毅、2026年はリザーブドライバーだけで終わらないかも?「色んなシチュエーションを聞いてます……モチベーションはめちゃくちゃ高いですよ!」 10日配信のDAZN番組に登場

角田裕毅、2026年はリザーブドライバーだけで終わらないかも?「色んなシチュエーションを聞いてます……モチベーションはめちゃくちゃ高いですよ!」 10日配信のDAZN番組に登場

2025年シーズンを終えたばかりの角田裕毅が、12月10日(水)の22時からにDAZNで配信されるWednesday F1 Timeに登場。今季苦労したことなどを赤裸々に語る。

 角田は2025年シーズンをレーシングブルズのドライバーとしてスタート。しかし第3戦日本GPからはレッドブルに昇格するチャンスを掴み、表彰台や初優勝の期待が大いに高まった。

 ただそう簡単にはいかなかった。タイトル争いを繰り広げたチームメイトのマックス・フェルスタッペンとは対照的に、入賞するのが精一杯というレースが続いた。最終的に合計獲得ポイントは33……ドライバーズタイトル17位でシーズンを終えた。

 角田自身も「想像していたよりも、難しかった部分はありますね」と、DAZNのインタビューで認めた。

「チームの体制は、(レーシングブルズと)似ている部分もありながら、全然違う部分もありました。その変化の大きさについては驚きも大きかったです」

 その違いとは何なのか? そう尋ねられた角田は「泊まるホテルが良くなった!」とおどけつつも、エンジニアリング面での違いを明かした。

「クルマの調子が悪い時に、大きなセットアップ変更をあまり恐れないでアグレッシブにできちゃうのが、大きな違いだったと言えるかもしれません。予選前とか、チャンピオンシップがかかっているような重要な部分でも、それができてしまうというのは、すごいなと思いました」

 そんな中で好成績が残せなかった理由。そのひとつは、現行レギュレーション最終年であるため、フィールドが僅差だった中で、最新パーツの投入が遅れたことにある。

「F1史上最もタイトなシーズンだったと思います。コンマ1秒以下の差で2〜3ポジション変わってきてしまいますから、アップデートの差が響いてきてしまいます。マックスからコンマ2〜3秒の差でも、順位が5〜7つも違ってきてしまうので、その結果の見え方が全然違ってきてしまいます」

「その中でフィードバックしたりして、自分の価値を見せていくというところは、特に難しかったです」

 レッドブルのチーフエンジニアは、ジャンピエロ・ランビアーゼ(GP)である。ただランビアーゼはフェルスタッペンの担当エンジニアでもあるため、特にフェルスタッペンが苦労している時などは角田のマシンにかける時間が減ってしまう。そこも苦労した部分であると、角田は明かす。

「GPは、今まで会ったエンジニアの中でもすごいなと思わせる人です。アイデアが本当にすごい」

 そう角田は言う。

「彼はチーフエンジニアなので僕のシャシーも見るんですけど、マックスがうまくいってなかったりすると、どうしてもそっちに集中してしまうことになります。僕のエンジニア陣も優秀なんですが、正直あまり経験がないので助けが必要なんです。でも、なかなかそれを求められないということもありました」

「GPとマックスのコミュニケーションも、FP1の時に聞いたことがあります。そこは全然違いました。それならば効率的にうまく運ぶよねという感じでした。そういうコミュニケーションを、僕もとってみたいなと思いましたね。誰かに聞いてからやっていく……そういうやり方だと、どうしてもワンステップ遅れちゃう部分もありましたから」

 でもこの厳しい1年で、大きく成長できたと感じていると、角田は言う。

「人としても、もちろんドライバーとしても1番成長できた……特に精神面で成長できた1年だったと思うので、すごく濃い1年だったと思います」

「気持ちのコントロールというか、どんな状態でもリセットして、自分のパフォーマンスを集中して、発揮できたかなと思います。メンタルとかシチュエーションの影響をあまり受けない状態で、自分のマネージャーやトレーナーとかに支えられながら、1年を過ごすことができたと思っています」

 ただ成績を残せなかったことで、来季はテスト&リザーブドライバーを務めることになった角田。その決断はカタールGPの決勝レース終了後に伝えられたというが、それも想定外の内容であったという。

「カタールGPのレース後に言われたんですけど、意外と実感が湧かなかったんです」

 そう角田は明かす。

「どこかで準備していた部分もありましたが、正直思っていた話と違っていたんで、びっくりした部分もありました。聞いていたのは、違う方向だったんです」

「おそらく僕に伝えられる寸前で、決断が変わったみたいなことも聞きました。そこには色々な理由があると思います」

「でも来年のシートはないと伝えられた時も、それで世界が終わるわけじゃないですし、まだアブダビのレースもあったので……次のレースのことしか考えていなかったです」

「もしかしたら来年、シミュレータドライバーとかリザーブドライバーだけで終わらないかもしれません。色々なシチュエーションは聞いているんで、とりあえず今は休んで、来年に向けてトレーニングしていくつもりです」

 さらに角田は、次のように続けた。

「僕はまだ25歳ですし、まだまだ伸び代はあると思っています。だからこれからですね。一旦チャプターは変わるかもしれないですけど、この後僕がどうやって変化していくかというのは、自分自身でも楽しみです。今までは見られなかった部分を見れて、違った角度から見て、勉強していくのが楽しみです」

「モチベーションは、来年に向けてめちゃくちゃ高いですよ」

 この角田のインタビュー全編は、12月10日(水)の22時にDAZNでの配信が予定されているWednesday F1 Timeで見られる予定だ。その表情、語り口も含め、じっくりとご覧いただきたい。

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