五感で味わい富士山に溶け込む極上の休日

すべての客室にはプライベートサウナを完備。
一部の客室では、富士山を一望しながらスペシャルな“ととのい”体験もできます。外気に触れた瞬間、自然の風がすっと身体に染みこんでいきそう。

独立型のキッチンとダイニングは、プライベート空間ときちんと切り分けられた設計。オンとオフが自然に切り替わる導線は、滞在中のストレスを感じさせません。


夕食は、地元食材を使ったBBQセットやすき焼きコースから。食材の持ち込みもOKなので、その日の即席シェフが料理の腕前を見せる場面も出てきそうです。

そして管理棟には、ふらっと立ち寄れるフリードリンクBAR。ソフトドリンクからビール、サワーなどがそろい、気づけばもう一杯……とほろ酔い気分に。
都会と自然をつなぐ、B&Vの思想
この施設を手がけた株式会社B&Vは、1990年に「カラオケ館」1号店をオープン。当初から立地や空間づくりにこだわり、「ただ歌う場所」ではなく、特別な時間を過ごす場としてカラオケを進化させてきました。

副社長の渡部椋太氏は、アウトドア事業への参入の背景としてコロナ禍による環境変化を挙げ、「都会でカラオケ、自然でアウトドア。“非日常の提供”という点では、本質は同じ」と語りました。単なるブームではなく、事業としての持続性を見据えた挑戦だといいます。
グランピングにおいて重視したのも、やはり「立地」と「空間」。富士山に最も近く、遮るもののないこの場所を見つけ出し、「ここなら体験価値を最大化できる」と判断しました。

また、支配人の山田昌宏氏は「全23棟すべてから富士山が見えること」「滞在が客室内で完結すること」を運営の軸として挙げ、自分たちのペースで自然と向き合える――そんな空間づくりを目指しています。
そして渡部氏は「将来的には海・山・川、それぞれでの展開を視野に入れており、すでに千葉に5800坪の土地を押さえています」と展望を語り、しめくくりました。
都会でも、自然の中でも――。
今後もB&Vが提供し続けるものは、一貫して「空間」と「体験価値」なのだと感じさせられました。
